ヒロリン雑学ブログ

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アニメ:ルパン三世とは?

アニメ:ルパン三世とは?

ルパン三世颯爽登場

という事で、今日からはガラッと雰囲気を変えて神出鬼没の大泥棒【ルパン三世】について、独断と偏見に満ちた私の私見を交えながらのご紹介を! ルパン三世は私が小学3年生か4年生の頃に始まったアニメです。 という事は既に最初の放送分からいうと半世紀程にもなる。 当時は、日本でキック・ボクシングという格闘技がメジャーになりつつあって、【真空飛び膝蹴り】の使い手、沢村忠選手がトップスターだった。 なんで、こんな事を覚えているのかというと、親せきの家に遊びに行くとおじさんはキックボクシングを見ようとするのだけど、従兄の兄ちゃんが気を利かせてくれてルパンにチャンネルを変えてくれていたから。 そうです。ルパンとキックボクシングは裏番組という事でした。

当時は(半世紀ほど前の日本にはっていうか世界中(苦笑))録画機器もありませんし多重チューナーもありませんでした(^^;) まあ、そんなこんなでルパン三世という日本初の大人向けのアニメはスタートしたのでありますが、なんででしょう? ターゲットは大人のはずなのに、放送時間は19時か19時30分という、子供にとってのゴールデン・タイム。 「?」とは思ったけれども大人向けの意味も良くわかっていなかった子供の頃。 アニメが始まれば見ちゃうでしょ?(^^) とはいえ、放送時間が幸い(?)したのか、災い(?)したのか? 多少はお色気シーンがあるという程度のもので、子供も見させてもらえた。

ルパン三世という作品も今でいう鬼滅の刃と同じで、不思議な成り立ちのアニメだった。 モンキー・パンチ先生のマンガだけではこれほど売れなかっただろうし。鬼滅の刃もまた然りである。 私の個人的な感情ですが、鬼滅の刃を最初からジャンプ市場で読んでいた人達というのは、多分私は好みが違うのだ。 私はマンガに限らず人でも。好き嫌いがはっきりしている。 そんなわけで、吾峠呼世晴先生の絵柄は私にはちょっと遠慮しておこうという意識がは楽絵柄だった。 元々、原作も読んではいないけれども打ち切りの噂が飛んでいたそうで…。 それがアニメになって、流行った。 アニメが流行ったことで、その続きが気になる人達が続出し、マンガが飛ぶように売れた。

吾峠呼世晴先生の絵は人によっては好き嫌いがはっきりと出るような絵であったと思うのだけど、アニメ化されたことにより、キャラクターが一般的に見やすい絵柄に変更されたことが大きな要因だと思う。 なによりもアニメ化の良いところは絵が動くだけではなくBGMや効果音そしてなんといっても良いアニメーターさんが動かせば凄まじく格好良くなる。 那田蜘蛛山での累との戦いのシーンは秀逸であり、格好良すぎた。

話が鬼滅の刃の方に行ってしまった。

とにかくルパン三世も始まった頃はそれほど流行らなかったのは確かである。 当時、私は8歳か9歳の子供であったし、今のようにいろんな情報が世の中に満ちてはいなかったので、最初のスタッフさんの名前はよく知らない。 途中で宮崎駿さんとか高畑功さんが参加したというのは覚えている。 さて、ルパン三世の原作者は言うまでもなくモンキー・パンチ先生であるが、現在続々作られているルパンの新作の基になる設定をしたのは、初期アニメ製作スタッフのこだわりで決まった。 モンキー・パンチ先生のマンガはストーリーはよくできて面白かったが(のちに大きくなってコミックスを買って読んだ(^^;))銃には詳しくなく、リボルバーかオートマチックか判別できる程度の絵だった。

つまり実際に使われる銃ではなく、こういった形。という概念のオリジナル銃だったわけだった。 それを監督はじめスタッフの人達が協議をして、ルパンにはドイツ製のワルサーP38を。 次元にはコンバットマグナムと異名を持つS&WのM91 357マグナムを持たせることとなった。 この初期のルパンを作った人たちというのは、銃や車に至るまで、こだわりを持ってルパンの世界観に似合ったものをチョイスすることに労力を惜しまなかった。 だからルパンは面白かったのだ。