ヒロリン雑学ブログ

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アニメ四方山話(よもやまばなし)5

アニメ四方山話(よもやまばなし)5

機動戦士ガンダム その5

ちなみにスペース・コロニーの事をより深く知りたければ【宇宙植民地島】というタイトルの本を探してくださいませ(もう絶版だったら、ごめんなさい) 機動戦士ガンダムというアニメは、当時としては規格外れに面白いアニメだった。 ガンダムが作成されたのは、日本サンライズという名前の会社だった(現在はサンライズと名称変更してますが) その当時の日本サンライズは「オリジナル物限定」「続編は作らない」というポリシーを持っていた。 後になって(というか、つい最近知ったのだけど)富野監督のこのガンダムに続編ができることになる。 まあ、言ってしまえば会社の存続がかかった【大人の事情】というモノがあって、作らざるを得なかったらしいのですが…。

当時の私には知る由もなく、単純にポリシー曲げてまで作られるガンダムの続編という物にキャッキャッ言って喜んだ。 基本的に私は富野由悠季監督のファンなのだから、当然と言えば当然ですね(^^; ガンダムの続編、タイトルは「機動戦士Ζガンダム」楽しみにして楽しみにしてやっと見た時には、やっぱり面白かった。 Ζガンダムが登場する前には、ガンダムMk2が主役メカとして登場したのにも驚いたし、またMk2が初代ガンダムを彷彿とさせるデザインなのも、粋な演出だと思っていた。 OPテーマはその前に放送されていた「重戦機エルガイム」に引き続いて鮎川麻弥さんで済んだ声が心に染みたなぁ(遠い目)

また話が逸れてしまいました。 軌道修正します(^^;) しかしさまざまなドラマやメカニックが登場しましたよね。 ドズル中将が操る、機動ビグ・ザム。 ニュー・タイプの特性をいかんなく発揮するサイコミュ・システム。 シャリア・ブル大尉が登場して、その後にララァ・スン少尉が登場する。

最後は忘れてはいけない、勧善懲悪とは言い切れないまでも、あくまで悪役だったザビ家の権力争い。 長男は父親が交渉中という事実を知りながら、そのポイントに両軍入り混じっている中にソーラ・レイ(ジオンで良かったよね?ソーラ・レイって?ソーラ・システムは連邦だったよね?)を打ち込んで、父親殺しという大罪を犯し。 その長兄、ギレン・ザビを戦闘中のどさくさに紛れて殺害してしまう妹で長女のキシリア・ザビ。 その有り様を感じ取ったのか?知ったのか? シャアはアルティシアに言う。 「やはりザビ家の人間は許せんとわかった~」

そうして、物語は新しいニュー・タイプの胎動を聞きながら、その能力をいかんなく発揮してホワイト・ベース乗組員は誰一人欠けることなく戦場を後にする。 良かったな~。 不覚にも泣きそうになったのは「探してくれ!アムロを!!」というブライトさんのセリフだった。 このアニメの特筆すべきところは、先にも書いたけど壊しちゃいけないセオリーは最低限、守られているというところだろう。 敵ロボットである、ザクなどは今迄にないデザインでありながらも主役メカのガンダムガンキャノンガンタンクはあくまでもセオリー通りの正義と一目でわかるデザインであったこと。 対象年齢は多少高学年にしていても、子供に提供するという姿勢は変わっていない。 それは今のGのレコンギスタでも変わっていない。

子供に迎合はしない。という事は子供に媚びるわけじゃない。 良質な物語をアニメという手法を使って提供しているのだという立場を貫いておられる。 その点がガンダム発表以降、亜流をいっぱい作った人々との大きな違いなのではないかと、私は思っています。 すっかり勘違いして、くそ面白くないアニメが作られたのもたくさん見てきた。 誰に、どういうスタンスで物語を提供するのか? これは非常に重要な事なのだろう。という事を学んだ気でいる(苦笑)