ヒロリン雑学ブログ

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腑に落ちない事

腑に落ちない事

というものは、人によって、その大小はあるだろうけど、あると思う。
私にとっての、そんなもののひとつに割と昔から【映画】や【ドラマ】の中での【宗教】から【派生】した【呪術系】の(といっても、【呪術廻戦】のようなわけがわからないものではない)扱われ方がある。

実は今朝がた、目が覚めてからふと懐かしくなって【帝都物語】という映画を【U-NEXT】で観た。
公開当時に見に行った時よりも、今になって観た方が、いろんな意味で面白かった。
これは、【荒俣宏】さんが書いた小説が映画化されたもので、映画の前に小説を読んで面白かったので、あまりに期待が大きすぎて、というよりも、当時は私も若かったので、今の若者達と同じように【理屈先行】で観てしまっていたのかもしれない。

それで、【どこが】腑に落ちないのか?というと、映画を観ればわかるけれどこの映画には、至る所に【五芒星】のマークなどが登場する、
五芒星は【安倍晴明】に代表される【陰陽師】の【護符】などに使われる【魔除け】の意味を持つマークだ。
だから、多分、【陰陽師】の戦いを描いている。
筈なのだけれど…。

陰陽道】というものは、私の読んだ本の記憶では、【儒教】に付随して入ってきた【学問】である。
その昔の役職名は【天文博士】とかで表される。
想像だけれど、日本古来の地付きの宗教というものは、【神道】なのだろう。
古事記】を読んでも、【天皇家】という存在を考えても、そう考えるのが、しっくりと来る。

では、いつ儒教が【国教】として日本に入ってきたのか?と言えば【聖徳太子】の時代に【聖徳太子】が導入したらしい。
というものを【読んだ}のか?小学校の時の【社会】の先生が言っていたのかは、よく憶えていない(^_^;)
儒教】の教えというものは「年長者は敬いましょう」というものだったそうで、これは社会的にも【位】の高い人を敬いましょう、異を唱えてはいけません。というものが【根幹】にあって、「支配する者にとっては【都合の良い】教義を持った宗教だったから、導入した」という話を(以下同文)

なので、【陰陽道】と言われるものである筈なのに、【帝都物語】だけではなく、いろんなそういう【あやかし系】の映画やドラマでは、大抵の場合【印】の結び方から【呪】の言葉は【密教】の中の【真言マントラ)】だったりする。
だから私は、正しい【陰陽師】の使う法力用の【呪詛】の言葉も、【印】についても、よく知らない。

密教】というのは【弘法大師空海】が世に広めた【真言宗】の中のひとつであり、
これも様々な形で、ドラマなどで【歪んで】使われていた。
スケバン刑事3】というドラマ(?)の中では忍者の家系のヒロイン・三姉妹が使う文字のことを【甲賀文字】と呼んでいた(と思う)
けど、これは【墓地】などに行くと【卒塔婆】や【墓石】にも刻まれていてよく目にする。

ハッキリ云って【梵字】と呼ばれるものであり、カタカナで言うと【サンスクリット語】と呼ばれるものでしかない。
姉貴は、あまり本を読まなかったし、興味を持つところも私とは違っていたので、その辺の知識はなく、「あ、甲賀文字だ」とか言っていたのを思い出す。

ちなみに、昔の【宗教】というものは【呪術的】な意味合いが強く、【儒教】に付随】している【陰陽道】は【政敵を呪い殺す】のにも、多用されたそうだった。
そうして暫く【陰陽師】の世が続くのだけれども、【空海】が【唐】より持ち帰った【仏教】
の中の【密教】というものの方が、より強力な【呪詛】の力を持っていた為に、次第に【仏教】に勢力図が塗り替えられていった。
というのも、読んだ気がする('◇')ゞ