ヒロリン雑学ブログ

時事ネタや歴史、漫画アニメネタの雑学ブログです。

イップマンという映画は…

イップマンという映画は…

【U-NEXT】で、4作品を観たので知ったけど、2008年に作られた映画らしい。
2008年といえば、私は【パニック障害真っ盛り】の時だったので、映画事情には疎くなっていた。
だから、この映画が日本で公開されたのが、同年なのか?それとも数年後なのかはよく知らない。

なんにしたって、【パニック障害】というのも人それぞれなので、なんとも言えないけれど、私と嫁さんの場合には【大音量】を発する場所が苦手だった。
そこには、当然の事ながら【映画館】や【カラオケ屋」が含まれる。
なので、この映画がどれほどヒットしていようが、話題になろうが、2008年には絶対に映画館には足を運んでいなかっただろう。
ただ、親となったら、子供が【東映特撮まつり(で、いいのだろうか?)】を見に行きたいとか言い出したら、そこは歯を食いしばっても行けてしまう。

取り敢えず、映画としては【面白い】としか言いようがないのは、小中学生の頃に一連の【ブルース・リー】の作品を観ていたから【カンフー(クンフーともいう)映画】が好きだったというのが大きな要因だったろう。

ただ、現実的に【冷静な目】で見た時には、この【イップマンシリーズ】はひどく中国人受けを狙った作品のようにも思える。
最初から4作品までの【イップマン】を演じていたのは【ドニー・イェン】という俳優さんだ。
【イップマン(序章)】【イップマン(葉問)】【イップマン(継承)】【イップマン(完結)】までが【ドニー・イェン】主役作品で、その後作られたものは俗にいう【スピンオフ】で、若い頃や武勇伝のような作品が作られている。

何故、これほどまでに続々と【シリーズ】として映画が作られたのか?
1~4作目までを観れば、理由は【一目瞭然】である。
時代背景というものも、あるのだろうけれど、1作目の悪役は【日本軍】である。
【日本軍】の統治下にあった、中国本土の【佛山】が舞台であり、【日本人】の【傍若無人】ぶりに【詠春拳】で、体一つで立ち向かい、勝利する【イップマン】の物語なので、中国の人達には、かなり【ウケ】たのではなかろうか?
そこへもってきて、今でも【大スター】の呼び声が高い【ブルース・リー】が弟子だったというエピソードを小出しにしている。

1作目のブルース・リーはまだまだガキんちょで登場する。
作中のお名前は【シウロン】日本で【ブルース・リー】の本名は【リ・シャオロン】と紹介されていたので、翻訳者の違いで表記が多少違っているだけなんだろう。
1作目の物語は、【佛山】を日本軍関係で追われるように出て行かざるを得なかった、イップマンとその家族を描いて終わっている。

2作目は逃げ延びた地。当時まだ【イギリス領】だった香港でのお話になるから、悪役は当然の事ながら香港を統治するイギリス人。という事になる。
当時も今も、白色人種の【絶対的】な【人種差別】は変わらないので、ここでも【中国系】は虐げられることになる。
今度は【イギリス人】の【傍若無人ぶり】が描かれていて、わかりやすい敵として【プロボクサー】が登場する。
中国人(香港の人だけど)を散々【侮辱】してのちに、ボクシングのリング上で、【イップマン】に叩きのめされるところで終わる。

3作目の【継承】は外国資本の地上げ屋の事件と、その手足となって働く【香港】の人間とそのグループが悪役。
この地上げ屋のボスを【マイク・タイソン】が演じていて。
だからなんだろうけど、悪役だけど【引き際】をわきまえているボス役だった。
4作目の悪役は、まさに「人種のるつぼ」であるアメリカ合衆国の軍人であり、まだ【映画スター】になる前と思われる【シウロン】が、割と登場するような詰の作り方だった。

1~4作目の【悪役」を見れば、分かるだろうけど、それぞれの時代に【中北】を支配して【中国の人々】を抑圧してきた【国】だったり【警察】であったり。【軍隊】であったりと、多分、中国系の人達にとっては【恨み骨髄】の相手ばかりで、それを【徒手空拳】でなぎ倒す【イップマン】という武術家の活躍は【痛快】な思いをさせていくれるものだったのではないだろうか?

うーん、もっと他にも書きたい事があったけど、あまりにグダグダとした長話になっても飽きてしまうだろうから、今回はここまでにしておきます。

余談ですが、4作目の【ドニー・イェン】の顔がなんとなく、元フジテレビアナウンサーの【笠井信輔(だっけ??)】に似ていたような気がした私でした('◇')ゞ