劇場版Ｇのレコンギスタのテーマ曲
ドリカムの歌う【Ｇ】
【モビルスーツは進化するのに
僕はどうだ伝えたい言葉を
選ぶのさえうまくいかない…何がしたいんだ？】
という歌いだしから始まる。
この【モビルスーツは～】を額面（がくめん）通りに【モビルスーツ】と捉え（とらえ）てしまったら、多分ドリカムは泣く。
そんな話をドリカムの中村正人氏がインタビューに答えている記事で読んだ事がある。
勝手な解釈になるけど、ここに登場する【モビルスーツ】というものは【テクノロジー】の事じゃないか？
【僕】というのは、主人公のベルリ・ゼナムだけじゃなくて【全ての人】の事じゃないのか？
こう考えると、この詩は現代社会を映し出しているとしか思えない。
【テクノロジー】は【日進月歩（にっしんげっぽ）】を超える速度で進歩している。
インターネットというものが、一般に普及を始めてからまだ【２０年余り（あまり）】だ。
携帯電話がスマホというものに変わり、ＳＮＳの急速な拡大を見たのはせいぜい、この１０年くらいだろう。
パソコンが８bitで家庭に普及し始めたのが、約４０年前。
６４bitにまでスペックが上がってインターネットの普及までに３０年かかっているのに、スマホ文化は１０年足らずで、今の水準になっているから、すごく短期間で進歩している。
じゃあ、【人】はどうなのか？
残念ながら、今時のニュースを見る限りテクノロジーの急激な進化に【適応できていない】
【ネットリテラシー】という言葉がある。
某番組で、若い姉ちゃんが「【ネットのリテラシー】は若者世代の方がしっかりしている」と胸を張っていた。
そうかな？
確かに、いろんなことに【粘着質】に【クソ文句】を垂れているのは【４０代くらいのおばさん】が多い（おじさんもいるけど）
しかし何年か前に【恋愛リアリティ番組】の出演者の女子プロレスラーの子を自殺に追い込んだのは【若者世代】ではなかったか？
昔から【映画】や【アニメ】等でちょくちょく使われてきた【セリフ】にこんなのがある。
「お前は機械を【使いたい】のか？それとも機械に【使われたい】のか？」
まだ新しいテクノロジーに対応できるほど、現代人は【成熟（せいじゅく）】していない。と思う。
事の【善悪】を判断して【取捨選択（しゅしゃせんたく）】が出来ていない。
最近、増えたニュースに２０代の若者が「ネットで【闇バイト】を探して応募した」という趣旨（しゅし）の事を逮捕後に、供述（きょうじゅつ）しているというものがある。
急速なネットの広がりの中で【不労所得を作りましょう】
【ネット起業で稼ごう】【サインツールや自動売買ツールで楽に稼ごう】
なんてものが流行りだしたのも、原因のひとつだろう。
【楽して稼ぐ】なんて事はないんだけど、その言葉に乗せられて働こうとしない人が増えているのも事実だろう。
ちなみに。YouTubeなどでも、この手の動画が頻繁（ひんぱん）にアップされているけど、【詐欺（さぎ）】だよ。
あれは【動画を見ている人を【カモ】にして、自分が儲けようとしている人達の【罠】だ】
というのも、私自身が【一通り】騙された（TT）
実際にやってみた【経験者】だから言える。
今、求められているのはスマホを含む【ネット社会】に通じる【ギア】を使いこなす【精神的な成熟】だと思う。
これなしにして、このまま【テクノロジー】だけが進化を続けても、最終的には【人は自滅】してしまう。
秩序（ちつじょ）も何もない世界で、安寧（あんねい）なる世界は保てない。
