筋トレか、運動か？その２

今回は運動について

若い頃には、こんな事は考えていなくて、少しばかりの【無理】なら、若さが【弾き飛ばして】くれましたからね。歳をくったから。というだけではなく、私の場合にはそもそもの理由として【３０代後半】から【頸椎のヘルニア】という【持病】ができて、そこへもってきての【パニック障害】の併発という事から、会社を【自主退職】する方向に向けられて辞めているという経緯があります。

おまけに、その後には【新しく勤めた会社】の作業中に、雨の日だったけどマンホールに足を取られてコケて、左手首の【粉砕骨折】という憂き目にあい。両手に目いっぱいの荷物を持って小走りで事務所に入る時だったけど、それでちゃんと頭をカバー出来ていたのだから、これはもう僥倖（ぎょうこう）というほかはない。手首が、ものの見事に【粉砕】していたらしいので。私は見ていないんですけどね、【嫁さん】が【レントゲン写真】を見せてもらったらしく「なんか銀系宇宙のように細かく広がっていたわよ」と…。

それでもバーベルで【ベンチプレス】くらいなら、あまり重量をかけずにやればなんとか。だって【バラバラ】に散った骨を【くっつける】方向で【重量】がかかる訳だから、欲を出して【重量】を上げなければ、やれるとは思ったんですけど。それでも【高すぎる負荷】に耐えられずに、また【バラバラ】になったらと考えると、できません。

その後【５０歳】の頃にも【脳梗塞】を患って【左半身】に、軽い【痺れ】が残ってしまったので、ここではっきりと【諦め】ました。でも、やっぱり直接には【粉砕骨折】が大きかったんですけどね。

その後は、それでも【筋トレ】をしていました。【自重トレーニング】に切り替えて【腕立て伏せ】と【腹筋】と【スクワット】くらいの基本でしてはいたのですが。

ここ数カ月ですね。結局は【筋トレ】をしていても【全体】のバランスとして考えたら【動く為】の筋力とか【柔軟性】とかが【不足】してしまう。それで私は【適度な運動】というものを、考え始めたんですね。

一番良いのは、やはり【ウオーキング】とかいう【有酸素運動】だと思います。６０くらいのおじさんに【今日から走りましょう】と言っても【無理】です。若い頃には【他の筋肉】等で【カバー】出来ても、もう【カバー】なんざ出来やしません。

【ジョギング】をやるとしても、最初は【ウオーキング】というのが、体に【無理】をさせない為には良いでしょう。【歩く】事で、【全身の筋肉】をある程度【動かせて】やることは出来ますし、【心肺機能】も【高まり】ます。

多分ですが、【血行】も良くなると思います。血の巡りが良くなった方が、【健康】にとっては良い事だと思います。

ただ、【やる前】と【やった後】には必ず【関節】をほぐすようにしましょうね。【膝の屈伸運動】や【上体回し】で【腰】等も【柔軟】に保つようにしましょう。【首】も【前後】に倒す【横】に倒す、そして【回転運動】をして柔軟性と、これだけでも【首】の筋肉は【鍛えられる】ので、しっかりとやっておく方が【老後】の為には良いかと。

以前、何かのインタビューで、女優の【米倉涼子】さんが「ジムにも行けないし、トレーニングに割く時間もなかったら【ラジオ体操】をしてます」と答えた時に、インタビュワーから【バカにした】ような【笑い】が起きた事を覚えています。彼らは多分【何も考えない人達】だったのでしょう。

身体に良い運動と考えた時に【ラジオ体操】くらい【理にかなった】【運動】はないのですから。多分彼らは【ジム】に通って【トレーナー】と一緒に、身体を動かすのが【運動】と考えたのではないでしょうか？ハッキリと言いますが、【人任せ】の【トレーニングメニュー】で、満足しているような人は、この先も【自分では考えられない】人達であるという事を。それで、【何か】あったら、全ての【責任】を【トレーナー】のせいにして【逃げる】のでしょう。

言われた通りにしか動けない、イレギュラーな物事には【対応】出来ない。今後も【逃げ続ける】という【一生】を送る事になるんでしょう。

【ラジオ体操】といえば【小学生】の夏休みに【眠たい目をこすり】ながら【集合場所】に集まって【ダルダル】でやっていたり。中学・高校でも【体育の時間】が始まる時にちんたらちんたら」やっていたとは思いますが、あれを【真面目】に【伸ばすところ】は伸ばし、【曲げるところ】はちゃんと曲げる。そういった事を【意識】して【指の先からつま先】まで【きちん】と、行えば【全身】に効率良く【効く】運動だという事がわかるはずです。それが、わからなかった場合は【ちゃんと】出来ていないという事の【証明】になります。

余談ですが、中国の早朝、お年寄りが【公園】に集まって【太極拳】を行っている風景をテレビなどでも、よく見ると思います。あれも【体操】なんですよ。【公園】で、集まってする【太極拳】は【武道】じゃなく、【健康増進】の為に【中国政府】が作り上げた【体操】なんです。その【技】というのは、【武道】ではない【太極拳】に多くあるものの中から【選んで】【編纂（へんさん）】した物なんです。【気の流れ】を【重要視】するので、【武道】じゃないけど【健康】を促す【効果】があると言われています。

【見栄え】を気にしない【年齢】になったら、【全身】を使う【運動】をする方が良いと思います。【ラジオ体操】は、バカにしちゃいけませんよ。歳がいったらわかりますが、【米倉涼子】さんは、既にわかっているようなので、それは凄い事なんです。

※全くの余談なんですが。

【自重トレーニング】の読み方を知っているでしょうか？以前【西川貴教】さんが、テレビのインタビューに答えていたのを見たんですが。【真摯にトレーニングに向き合っている姿勢】が見えて、【感心】しました。「何キロを上げた」という事は、どうでもいい事なんです。ちゃんとした【姿勢】で、ちゃんとした【動き】が出来ているかが【重要】なんです。

最近はYouTubeでも【動画】が何本もアップされていますが。あれを見たってあまり効果は期待できません。ちゃんとした動きというものを、動画の中の人が伝えてくれていれば良いのですが【形】だけを【真似】しても【トレーニング】にはなりません。という事で、また本題から遠のいてしまいました。

【自重トレーニング】これをテレビの中で【西川君】は【じじゅうトレーニング】と言ってましたし、トレーナーの人も【じじゅう】と言ってました。聞いた時には「え？今の日本じゃ【じじゅう】と読むの？？」と思いましたが、正しい【日本語の読み】では【じちょう】と読みます。こうして日本の【漢字文化】は【方向転換】してしまうのでしょうか？ちょっとだけ、寂しい気のした私でした。