【人生百年時代】というけれど

素朴な疑問として【１００年生きて、何をするの？】というのがある。
私が若い頃の【結婚適齢期】と云われるものだと男の場合が２５歳前後。
女の子はもう少し若くて２２歳前後。
それで、すぐに子供を授かったとして、その子が成人（面倒くさいので２０歳で計算する(^_^;)）して、４５歳前後となる。

ここまでで、一応は【親の務め】は終わる。
更に子供が結婚して【伴侶】を得て【孫】を見られれば幸せだ。
それでも、基本的には５０代半ばくらいで、通常なら、なんとかなる。
私みたいに４０歳まで結婚ができなければ、少し計算は狂うけど(^_^;)

仮に、孫の顔を見られるのが５５歳だとしても、それから先、【１００歳】までは、まだ４５年もある。
何かの趣味があるとか、やりたいという【目標】でもあれば、日々の生活にも張りというものがあるのだろうけど。
「孫も生まれたし、家族旅行に行きたいな」とか「今日はみんなで美味しいものを食べに行こう」とか、【一過性の楽しみ】しかないのであれば、それが済んだ後には「何をしようかな？」となる。

先日もどこかの国の俳優が８０歳オーバーで子供ができた。というニュースが流れたけど、男の場合は、奇跡的にまだ子供の親になることもできるけれど、女性は【体の構造上】５０代半ば以降は、なかなかに【次世代】を生み出すのは難しい。

何年か前に【ＬＧＢＴ】問題で国会議員のおばさんが「生産性がない」といって総スカンを食らったけど、ＬＧＢＴ無関係でも、大体６０歳近くになると【生産性】はない。
一番、大きな問題は、１００歳を迎えた人みんながみんな若い頃と同じようにピンシャンとして生きているかどうかなんてわからない。
【痴呆】であったり、まともに歩けないような体になっている場合だってある。

【人生百年時代】というのは、【何か】の【商品】を売りたい【企業や個人】が【商品】の【宣伝効果】を狙って言っているだけのことでしかないんじゃないのか？
大体が【保険会社系】のＣＭに多い。
更には【市販薬】の企業や【サプリメント】の製造会社のＣＭだと、よく見る【フレーズ】になっている。
あとは【早朝】の【通販番組】で【高齢者狙い】の【健康器具】というものだなぁ。

物理的にも、高齢者は【年金】だけでは暮らせない。
それなのに、【物価】は【上昇】し続ける。
【医療行為】で長生きさせて、食料も買う事ができない【老人】には【餓死しろ】という事なのか？
世の中は、いつの時代も【二律背反】
【矛盾】に包まれているけれど、今の【自民党政権】になってからは【露骨】にそこが見えすぎる。

でも【飼い殺されている】多くの人は、それに気がつかないで、目に見える【わかりやすい】部分にだけ注目して満足しているようだ。
なににも【疑問】を感じないようだし、正当な【怒り】さえも表現できないでいるようにしか見えない。
そのくせ【タレントの不倫問題】なんて、どうでもいい事には【義憤】を燃やすらしく、みんなで寄ってたかって【悪口雑言】（罵詈雑言でもいいけどさ）を浴びせて、社旗的な【抹殺】も平気で押し通そうとする。

おかしな世の中ではある。