ヒロリン雑学ブログ

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鋼の錬金術師

鋼の錬金術師

DVDを観てますが

今のテレビは、ニュースを含めて見るに値(あたい)しないものばかりなので、ほぼ見ない。
とはいえ、昨年の暮れに60歳になった私は半世紀以上の生粋(きっすい)のテレビっ子なので、テレビがついていないと、なんとなく嫌だ。
なので、ほぼ見る事はないのだけれどテレビは、ほぼ1日中つけっぱになっている。

それはともかく、おかげさまで過去にため込んだアニメのDVDをよく見るようになった。
そんな中に【鋼の錬金術師】がある。
さっき見たのは20話で、タイトルは【墓前の父】

久しぶりに病死した母親の墓の前で、主人公【エドワード・エルリック】は父親の【ホーエンハイム】と出会う。
そこで、隠していた心を見透(みす)かされてしまう。
ホーエンハイムは言う「逃げたな、エドワード」
エドワードは反論する「違う、もう後戻りが出来ないように家を焼き払ったんだ」

それは体(てい)のいい【言い訳】だった。
言葉は便利だ。
ひとつの真実が、ここにある。
言いようによって、自分を【正当化】出来る。

話は変わって【ゆたんぽ】じゃないな。
【ゆたぽん】という今、中学生になった、不登校なんだけどユーチューバーでお金が稼げるんだから「凄いだろ」といって他者を見下し(みくだし)ている【クソガキ】がいる。
この子は、可哀想な子だと思っている。
なまじ、インターネットの普及によって自宅に居ながらでも【ユーチューバー】という正体不明の筈の職種でお金が稼げるから、どこかで勘違いをしてしまっている。

この子の前に、バカな親がネットでお金を稼がせた、これもクソガキの称号(しょうごう)が相応(ふさわ)しい子がいた。
多分、この子の成功を踏まえて【ゆたぽん】の親は「不登校でいいから、ユーチューバーで稼ごう」とか言って、子供を甘やかせたんだろう。

何年前のことかは忘れた。
どうでもいい、些末(さまつ)な事だ。

でも、今日のブラウザのトップページに指定してある、ニュース一覧の中で【ゆたぽんが中学生にもなって、九九が出来ない】という記事のタイトルを見つけた。
少し読むと、それで【ハーバード大学】に入りたいからと【クラウドファンディング】を始める。というものだった(ような気がする)

九九もできない子がハーバード?
真面目にそこを目指しているのなら、他人が口をはさむ余地はない。
好きにしたらいいのだけど、この子は【クラウドファンディング】が思うように集まらない時に【悪口雑言(あっこうぞうごん)】を撒き(ま)散らした過去がある。
しかも、それで集まったお金で、当初、発表していたのとは違う【物見遊山(ものみゆさん)】な旅行をしている。という批判を受けたという記事も見た。

別に特に目を凝らして、ゆたぽんの記事を探しているわけではなく、ニュース一覧にタイトルが載るのだから、嫌でも目についてしまう。

この子の不幸は、親がバカすぎた。という点だろう。
冒頭に引用した【鋼の錬金術師】の親子の会話ではないけれど、【逃げた】
親が【逃げて】しまった。
子供の為に、子供が過ごしやすい【環境】を作ろうと【学校側と話し合う】事もせず、子供を不登校のままにして【親の責任を放棄】した。

嫌なところには行かなくていい、嫌な人間とは付き合う必要はない。
もう何年も前からの【流行り(はやり)】だ。
とはいっても、世の中全てが、こうした流れの中にあるので、今、ここに書いているような事は反感を買うか、まるっきり無視される。という事はわかっている。
それでも【立ち向かう】という気持ちを忘れてしまっては【人はもう人じゃない】
困難や辛い事に立ち向かうから、人の成長はあるのだけど、そこを捨ててしまえば、後はもう堕落(だらく)していくしかない。

なるほど、今の世の中(世界じゅう)が、何も考える事が出来ない、我儘(わがまま)ばかりで他人の事は考えない、そういった人間ばかりになりつつあるのも、仕方がない事だと思う。