ヒロリン雑学ブログ

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ネコが死んだ日

ネコが死んだ日

それは先週の金曜日の夕方だった。らしい。
その連絡が嫁から私のところに来たのは週が明けての月曜日のお昼過ぎ。

話によると、金曜日の夕方に嫁の家で飼っていたメス猫のミーちゃんが死んだ。
この子は、昔、横須賀に住んでいた頃にもらった、もらい猫だった。
横須賀に住んでいた時期だったので、横須賀にちなんで、戦艦三笠から【三笠】と嫁さんが名付けた。
こういった知識だけはため込んでいた嫁さんだった。

で、ミーちゃんは、かなりの甘えた(甘えん坊)だったので、じーっと顔を見てくる。
そうして、ちょこちょこと近づいてきて、すりすりしたり、喉をゴロゴロ鳴らしたり…。
という事で、かわいらしかったので、嫁さんとしてもちょっとショックだったらしい。

週明けの月曜日に火葬場に持っていって火葬したいと思った時、連絡したのがお昼過ぎで、もう受け付けは終わりました。と言われたのだそうだ。
ペットを火葬するというのは、初めてのことだったので、土・日は火葬場も締まっていると考えていたらしい。
普通は、そう考えるよね。
でも、火葬場もそうだけど、役所もペットとはいえ焼却証明書の発行はお休みなしでしてくれていたらしい。

それがわかったのは、火葬場の受付が、もう締め切られていた月曜日のお昼過ぎに嫁さんが電話して、教えてもらってからだった。
という事で、証明書をもらいに行きたいから役所まで車で連れて行ってくれないか?
という連絡がきたのが14時少し前。

それから嫁さんちに行って役所に行って、窓口で証明書を13,000円を支払って、発行してもらって、その日は帰ってきた。
ペットは人じゃないから、お昼までで火葬の受付が終わってしまうからだ。
火曜日の朝に行こうという事になった。(当たり前っちゃ当たり前の話だけどね)

翌日、仕事が休みだからといって、長男も火葬場に行くと言うので、3人でミーコを連れて、火葬場に。
猫だから人に比べて身体が小さいので、1時間くらいで火葬は終わった。

その帰り道で、嫁が用事があると言うので、寄り道してその場に着いた時、車の中には私と長男だけになるから少しばかり話しかけてみたら…。
まあ、長男の愛想のないこと。

それで、やっと気だついた。
なのだから、私も両親や姉貴に負けず劣らずのポンコツだ。

嫁と書いているけれど、正しくは元嫁。という事になる。
今、小学5年生の三男が小学校に入学する少し前に離婚した。
別にいがみ合って喧嘩ばかりしていた、とか不倫とか、そんな理由じゃなく離婚した。

離婚理由は、けれど生活の根幹にかかわる問題だった。
嫁さんは致命的に金銭管理ができない子だった。
それは、かなり前から思っていたけれど、ハッキリとわかったのは親父が死んでからだ。

親父が死ぬ1年程前から、私は毎月、親父のところに行った。
嫁さんが言うのだもの「今月、ちょっとお金が足りない」って…。
なら、嫌っていても、そこは親父なので、相談に行く。
相談というよりもお金を借りに行く。

でも私は、以前ブログにも書いた通り、両親と姉が嫌いだったから、実家に行く事自体が苦痛なのだった。
だから嫁にも「来月はちゃんとしてくれよ」というのだけれども、来月が来ると、また「お金が足りない」という。
そんな調子なので、親父が死ぬまで毎月、実家通いをしていた。

実のところ、親父が嫌いというだけではなくて、父方の2歳年上の従姉弟が、嫁さんをもらっても毎月実家に行って、お金をせびっていたのを見ていたので、「ああはなりたくない」という思いも強く、また軽蔑もしていたのだ。
なのに、結果的に私も従姉弟と同じことをしている。と思うと情けないやら悲しいやら。

しかも、嫁は「お金が足りない」と言われて私が実家に行く時に、ドライブがてらについてくるといい。
嫁が来れば、まだ小さかった子供達だけを残してくるわけにもいかないので、家族が揃って出かける。

しかしながら、嫁は実家に行くのは嫌だとおっしゃる。
しょうがないから、子供達と嫁は実家近くのファミレスにおろして一人で実家に行く。
時間帯によっては夕飯を食べなきゃいけないような時間だから、子供達がご飯を食べる分には、何の問題もないし、嫁さんだって食事はすればいい。
のだけれど、実家からファミレスに行ってみると、子供達はご飯を食べているけど、嫁さんは【生中】を飲んでいる。
生ビールの中ジョッキだ。

お金が足りないというのなら、飯を食え。飯を。
なんで必要のない生ビールなんか注文している。
というのが、隠しようのない、その時の私の心情である。

基本的に、お金が足りないのも、嫁さんがアルコールやタバコを計算なしにいっぱい買うからだ。
嫁のお金の使い方は、まず自分ありき。で使う。
なによりもまず、自分の嗜好品にお金を使う。

アルコールとタバコだ。
結婚して1年ほどで、私は頸椎のヘルニアとパニック障害というもののおかげで、それまで勤めていた製造工場を辞めなければいけなくなった。
その時点で、それまで1日に1箱半から2箱吸っていたタバコは、3日で2箱まで、本数を減らした。

嫁は結婚してから1年程で、私の両親によるプレッシャーでイライラがつのり、ストレスになって、タバコを吸う事をおぼえた。と言っている。
でも、ウチの両親のせいで嫁までパニック障害になったのは事実なので、それは仕方ないかな?とは思うのだが…。

1日に4~5箱は吸い過ぎだろう。
元から、お酒は好きだったみたいだが、500mlの6本パックのビール(発泡酒も)を買うのはどうかね?
だって、その当時は私は無職になりたてなのだ。
多少、地元では大きな企業だったから退職金は大目にもらえたけど、いつまでもありはしないよ。

しかも不幸は、私の退職理由だ。
頸椎のヘルニアなので、肉体労働ができない。
その上、車に乗っている時にパニック障害の発作が出たので、車の運転そのものができなかった時期だ。
だからタクシー運転手とか、大型の免許を取ってのトラックドライバーという選択肢も消えていた。

その後の就活で思い知ったのは、41歳まで肉体労働をしていた人間には事務職への転職は無理だということ。
41歳のおじさんに、イチから事務職の仕事を教えるのは骨が折れるから採用はしない。と面接で言われた。
こうなると、もう働き口はない。

だから節約しなければいけないのに、嫁は、そんな調子でほぼ毎日、買い物に行って、同じ量のアルコールとタバコを買ってくる。
そりゃあね、お金も早くなくなるわ。っていうお話。