ヒロリン雑学ブログ

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読みたい本がない

読みたい本がない

正確には、読みたいと思える本がない。
もしくは、読みたいと思える作家がいない。

この20年程で、あまり本を買わなくなった。
理由は上記の通り。
ただ、漫画は買った。
鬼滅の刃がまだ人気絶頂だった頃、劇場版の無限列車編のDVDが販売されるよ。
といった時期に、漫画全巻セットを購入して読んだ。

今放送中のSPY x FAMILYも1クール放送中に思ったよりも面白かったので、買って読んだ。
といってもつい先日、買っていたままで放置していた5巻を読み終えたばかりだ。

今の作家には不安しかない。
ちゃんとした事実に照らし合わせて書かれているのかどうか?
そこは重要だと思っている。

鬼滅の刃に代表されるのが、今の作家達ではないだろうか?
自分が読んできたものを、なんの疑いもなく鵜呑みして真実と思い込んで自分の話を作る。
元になっているのが出鱈目な設定なので、そこを起点とした話というのは、更に出鱈目さが増す。

今の若い世代には面白いのかもしれない。
けど、もう60年も人間をやっていると、過去にいっぱいの本も読んでいる。
そうすると、これパクリじゃん。ってシーンが目立つのが鬼滅の刃
呼吸っていうのは言うまでもなくジョジョの奇妙な冒険の1部と2部。

過去記事にも書いたけど、あれを作中で仙道と言わせているので、その時点で間違えている。
仙道は元々、仙人になる為の修行法なので、戦闘術ではない。
波紋というのも作者の作った造語だ。

1部でツェペリがカエルを傷つける事もなく下の石を砕くのは、中国拳法の少林寺72芸のひとつからとっているのだと思う。
北派少林拳の中には、もう作り話としか思えないような72の必殺技がる。
その中のひとつに壁の向こうにいる相手を打ち倒す技がある。

修行法は壁の向こう側に叩くと音が出る打楽器を置く。
そして壁のこちら側から壁の向こう側の打楽器に向かって壁を打つ。
そうして、長い年月。それを続けていると壁の向こうで音が鳴るようになる。
更に続けて精度を上げていくと、明瞭な大きな音を出すようになって、壁の向こうの敵を倒すことができる。
というのが、中国武術の本を読み漁っていた頃に読んだ本の中に書いてあった。

これならカエルの身体を破壊せずにその下にある石を割る事もできる。
北斗の拳北斗神拳も、こういったものの発展型なんだろうなぁ。と思えば、なんとなく納得できる。

という事で、過去の漫画を読み込んでいる間もなく61歳の私からすれば、パクリでしかない。
他にもAKIRAとか、るろうに剣心とか、見たようなシーンの模倣がごちゃマンとあるのが鬼滅の刃
今度作られるという刀鍛冶の里編に出てくる甘露寺の日輪刀も、ハッキリと言えばるろうに剣心に登場した志々雄配下の十本刀・刀狩りの趙(確か漢字はこれだったと思う)の持っていた剣心の逆刄刀と同じ者(名前を忘れた)が作った刀と見た目はほぼ、そのまんま。

長々と鬼滅の刃の悪口を書いてしまった。

そんな事もあるので、今の作家の話を作る土台自体が信じられない。
ほんの少しの真実も混ぜずに作られた話は面白くない。

なので、興味を惹く作家もいなければ、読みたいと思える作品も少なくなっている。
ただ、時折、たまたま見た番組で紹介されている小説の中に、面白そうだと思えるものもあるんだけど、それはすぐに忘れてしまって忘却の彼方になるのでありました。
歳をくったらメモしておかなきゃいけなくなった。