偏って歪んでいる
というものが、今の世界の状態ではないか?
という事を個人的には思っている。
端的に云えば、アメリカが1945年に【広島・長崎】に【原爆】を落としてから、それは顕著になっている。
ヨーロッパは【長い物には巻かれろ】というものを地でいっているし。
…そうしないと、日本の二の舞になるかもしれない。
という思いは、当時はかなりの強迫観念となっていた筈だったし…。
ともあれ、それ以降は【アメリカファースト】となってしまっている気がしてならない。
現在の日本の中枢。
というか、この国を動かしているのは、ほぼ全てが【戦後生まれ】の人になる。
今年の暮れには63歳になる私も戦後16年経ってから生まれているので、この点に間違いはない。
私も成人するくらいまで、この矛盾に気がつかなかったので、今の状況を矛盾に満ちている。と思っていない人も多いのではないだろうか?
確かにパッと見には、日本は【自由】に溢れている。
自分の進路をどうすのかを決めるのも【個人の自由】というものが尊重される。
この十年くらいで急速に進歩した【ネット社会】で【何を・どう】発信しようと、それも個人の自由。
しかし、どう考えても【技術(テクノロジー)】の進歩に【人間(ヒューマン)】の成長が追い付いていない。
ちょくちょく目にしたニュースの中に【韓国の人々】の【ネットマナー】が悪いとするものがある。
【著名人】が、何かをしでかすと【寄ってたかって】叩きまくり結果、死に至らしめたりする。
という事を【報道】でも伝えるけれど、【個人】でも発信していたりする。
しかも個人の場合には【韓国をバカにする】ようなものが多い。
しかし、この点に於いては日本人も大差ない。
俗いう【目くそ鼻くそを笑う】状態であることを認識できていないのだろうか?
ネット上で、よく見る【日本人の誇り】とかいうモノは、どこに行ったのだろうか?
現代社会の【自由】というものの見方の根底にあるものは、多分【自由の国アメリカ】であるとか【アメリカンドリーム】とかで飾られたところにあるような気がしてならない。
しかし、それは【アメリカ】という【国家】にとって、どうでも良いような些末な事にのみ許されている事で、それが国家の【利益】を損なうような事にかかわっていれば、全力で潰される。
つまり、アメリカという国家は、それほど上等なものではない。
にもかかわらず、依然として【アメリカの言う事】が【最重要】で、それに異を唱えると、他所の国の地方都市であってもバッシングを受ける。
最近のことでいえば【長崎】が良い例になるだろう。
日本の報道でも、この【偏向報道】のような事は見かける。
例えば、ロシアのウクライナ侵攻。
フラットな目で見れば、【ウクライナ侵攻】までにロシアとウクライナの間で、どのような外交があったのか?は考察されるべき事だと思うのだけれども、そこは【無視】される。
そして【言葉巧み】に「暴力で現状を変えようとすることは許されない」という、岸田文雄もよく使っていた文言で、ただただ、アメリカが気に入るように述べている。
世界中がそうなので、【異を唱えれば】孤立するかもしれない?
という思いも働きはするけれど…。
…けれど、それでは【本当の意味】での【言論の自由】とかいうモノは、どこにあるのだろうか?
当時も今も、ロシアに詳しい識者として登場するのは【ロシアが嫌い】な学者さんだ。
最初からロシアが嫌いなのだから、その意見もそちらに偏っている。
どうしてフラットな視点に立っている人が少ないのだろうか?
ロシアに関しての【政治家】のあるべき姿勢を取っているのは【鈴木宗男氏】だけなのだれど、この人は。あまりにも国民に人気がなく、どちらかといえば【変人扱い】される事も多い。
なので、あまり取り上げたいとは思っていなかったのだけれど、今回のテーマに沿えば出さなければまとまりそうになかったので、個人の意見として書きました。
しかし、ある意味ですごい人だ。とも思う。
どれだけ【コケにされて】も【総スカン】を食らっても、自分の【信念】に従った行動をする。
というのは、なかなかできる事ではない。と思う…。
そこは立派。
ちなみに、第二次世界大戦の頃から【犬猿の仲】だったロシアの前身と言っていい【ソ連】は何故?日本の次に原爆を落とされる事がなかったのだろうか?
答えは、割と簡単で。
当時は多分、今以上に【軍需産業】と【一般産業】の結び付きが強かった筈なので(アメリカの経済界は…)日本が沈んで世界が平和になったら【経済破綻】をする事が目に見えていたから、【兵器の輸出】がしやすいように【仮想敵国】というものを作らなければならず、【アメリカの都合】で叩き潰すことをしなかった。
あくまでも【アメリカという国家】の都合による。
更にいえば、しつこいくらいに書いている気がするけれど、【軍隊を持たない】という事を【アメリカ主導】で日本国憲法に盛り込んだので、アメリカの経済が苦しくなっても日本に兵器を売る事ができない。
という状況打開のために【自衛隊】の前身である【警察予備隊】という苦しい苦しい名前で誤魔化して【兵器を売る】ことを正当化した。
これもアメリカの自己都合。
いつまで、こんな国を有り難がっているのだろうか?
日本人は?
というよりも先に、ほぼ全ての日本の政治家さんは?と思う。