ヒロリン雑学ブログ

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常識を疑ってみる

常識を疑ってみる

世の中の常識というものは、非常にあやふやなものだ。
という事を最近、目にした。

それは【タバコ】というものの捉え方だ。
1980年代に入って、間もない頃から「タバコは癌の原因だ」
「タバコを吸っている人の発癌率は高くなる」という事が言われて…。
なんなら「タバコの煙(副流煙)でも、それを吸った人にも癌は発生する」とまで言われて久しい。

今、求職票を探しても【喫煙対策してます】という文言が踊っている。
タバコを吸う私としては肩身が狭い。

そんな中、数日前に【ネットのCM】で次のような事を言っているのを見た(というか、聞いた?)
「1970年代、実に9割の人がタバコを吸っていた。当時、肺がんの原因はこれらだと各メディアが報じていた」
「現在、喫煙者の数は激減している。しかし1970年代よりも【癌の患者数】は増えている。というのことが医療機関の調査で分かった」

とまあ、そんな内容なのだけど、いつもの事ながら【細かい数字】までは憶えていないので、ちょっとアバウトといえばアバウトに書いている。
基本的に一言一句間違えずに憶えていられるわけもないので、内容はこんな感じ。
という事で了解してもらいたい。

つまり、【嫌煙権】とかを振りかざすきっかけになった1980年代初頭の【タバコ=癌】という図式が崩れている。
という事が問題になる。

胡散臭いから、CMを全部見てはいない。
多分これは「癌の原因はタバコではないのだから、新しい対抗策を身につけなければいけない」から始まって。
つまるところは、なにがしかの、CMをうっている企業の健康薬品かサプリメントか?そうしたものを売り込もうとしているものだろうとは、簡単に想像がつく。
だから、真に受けるのもどうかな?
と思いたくなるだろうけど、全てが嘘の場合【信憑性】が疑われるので、企業としても【そこ】は避けるだろう。

だとしたら、昔、9割の人がタバコを吸っていた時よりも【タバコを吸わなくなった人】が過半数を超えている筈の現代の方が【発がん率が高くなっている】という部分は真実のように思える。
そこが【真実】でなければ、その企業の【健康法】とか【サプリメント】【健康食品】などが売りにくい。
という【損得勘定】に照らし合わせても、多分、その部分は本当のことだろう。

【人の世】というものが、いかにいい加減であやふやなものであるかという事が、よくわかる【ネットCM】に遭遇した。
都合によって、昨日までは「Aが正解」と言っていたのに、今日には「実はBが正解でした」と、素知らぬ顔をして言えるのが人の本性というものの一端だろう。
結局は【損得勘定】で意見が変わるのだから、結局【経済】というものによって【真偽】は変わる。
その繰り返しが【人の世】を形成しているとすれば、人間とはいかに愚かな生き物であろうか?と考えざるを得ない。

と言ってもね、現代人はみんな軽ぅ~くなっているし、’80年代なんて40年以上昔の話だし、何を今更って思われても仕方がないんだけどねぇ。