ヒロリン雑学ブログ

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シニアの就活で感じた事

シニアの就活で感じた事

お袋さんが今年の7月の末に他界して、四十九日の法要が9月初旬に終わったので、そこが落ち着いてから、まだ年金が貰えないので就活をしよう。と思った。
本当に今年後半の値上げラッシュには困っているのでありました。

それまでにも、いくつか働けたらなぁ。と思って就職活動もしていたけれど、基本的に書類選考というもので面接にも辿り着けなかったから10月からはハローワークのシニアの就労支援というものにも頼ってみたけれど…。

前に書いたかもしれないけど、法律的には65歳以上が高齢者といわれる人で、あと少しで61歳という私はまだ高齢者ではない。
だけど、就活に於いては60歳を超えたら、シニアと呼ばれるらしい。

で、シニアの就労支援なのだけど。
今日まで約2ヶ月。
ハローワークの求人なのに、未だに面接には至らない。
イラストとかデザイン業務なら、まだわかる履歴書や職務経歴書を会社に送っての書類選考。

しかし、軽作業とかに分類される、ピッキングなどに代表される肉体労働でまで書類選考があるという驚き。
肉体労働なのだから、書類選考をするという必然性がわからない。
健康的で、身体が動けばそれでいいんじゃない?とは思うけど、今時の会社って、そんなに偉いのか?

とはいっても、ネット検索で挙がってくる仕事に多いのが、派遣の仕事。
派遣会社のくそっぷりには、過去に泣かされた思い出があるので、とりあえず企業が出している求人を見たくてハローワークの活用をしてるのにね。
何でもかんでも書類選考の背景というものは、雇ったけどすぐに辞めてしまう人間が増えたからなのだろうか?

そんな事を考えながら、今日も今日とてハローワークに行って来た私。
就労支援の担当の70代のおじいさんとの会話で、話題が最初の就職先だった、自動車の製造工場のラインピッチ(速度)についてに及び
「ラインの速度は勝手に速くされたりすることはあるの?」と聞かれたから
「そうですね、長い時間、ラインが止まっていたりしたらこっそりと速度は上げられますね」からはじまって

最終的に「ラインで遅れる事はあるの?」と聞かれて
思わず「はぁ?」っていう答えを返してしまった。
30歳から36~37歳まで、知らない間に骨折して正体不明の痛みに苦しむまでは、リーダーという職務を任されていたからなんだけど。
それで、今迄の軽い対応というものがわかった。

多分、話に聞いていただけなのだが、就活する方も、あまり本気の人がいなかったんだろう。
就職が決まって働きだしてから「しんどい」だの「軽作業なんかじゃない」だのと言い訳をして、すぐに辞める人が多かったんだろう。

ライン作業の【ヤマ】は、その仕事用の身体が作られるまでの間だ。
初めてする動きなのだから、最初は筋肉痛になって当たり前なんだけど、そこさえ乗り切ってしまえば、作業を覚えてしまえば、これほど楽な仕事もまたとない。
普通にラインの速度で仕事ができている人は、全力で仕事はしていない。
大抵の場合は80~90%の間の労力で仕事をしている。

そうでなければ、誰もライン作業なんかできない。
常に全力でなければできない仕事なら、1日が終わる頃には息も絶え絶えになってしまう。
慣れてしまえば、余力を残した仕事になるから、長く続けていられる。
ちゃんと手足を動かして仕事ができていれば誰にも文句は言われない。

だから8~9.5時間の就業時間中に、頭の中で鼻歌を歌っていても怒られない。
失敗しても、ちゃんとリーダーがいるから、リーダーを呼んで手無しをしてもらえば作業に影響はない。
簡単で気ままな仕事だ。と思う。

10年くらい前かな?
Twitterで、やたらとライン作業を悪く言う人がいた。
キツイ上に汚くて、やるべき仕事じゃない。という論調だった。
私の職場は自動車の生産ラインだったから、汚い、というよりも汚れるのは当たり前のこととして、キツイ。というのは、その投稿者がトロくて間に合わなかったのかな?とは思う。

また、ライン作業も10年以上のキャリアになればリーダーではなくても【人には向き不向きがある】という事は経験上わかってくる。
一生懸命に仕事をしているのはわかるけど、間に合わなくて後ろの作業者の邪魔になってしまう人はいる。
自分の仕事開始地点から仕事を始めても、次のライン作業員の仕事開始地点を過ぎても仕事が終わらない人だ。

こうなると、次の作業員はキツイ。
開始地点が遅れるという事は、仕事用の部品や工具も仕事に合わせて配置しているから、それらを使おうとすると歩行数が半端なく増えてしまう。
となると、余力を残して仕事しているかどうかで、仕事のキツさも変わってくる。

うーん、いつの間にかライン作業の思い出になっている。
しかも、ちょっぴり自慢も入っている。

取り敢えず、ちょっと気を悪くしたけど、今日は即面接をしてもらえるところを紹介してもらって帰ってきた。
というお話だす。