ヒロリン雑学ブログ

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憂さ晴らし

憂さ晴らし(うさばらし)

今の仕事に就いて、昨日でちょうど3週間なので、少しばかり感じた事の憂さを晴らそうと…。

派遣として、今の会社に行き始めた最初の日か2日目に派遣会社の担当者から電話をもらった(既に3週間前の事があやふや)
内容は「どんな様子ですか?」というものだったのだけど、続けてこうも言った。
「貴方の前に行った30代の人は1カ月働いてから【憶える事が多すぎる】と辞めてしまったんですよ」
「仕事なんて1カ月で、全部覚えられるはずはないのだから時間をかけて覚えてもらえばいいから頑張ってくださいね」という事だった。

3週間経過した今、その気持ちがわかるような気がする。
先週も言われて、昨日も言われた事がある。
ミスがあって、その事について言われた時のこと、「んー」って顔になって、何も言わないでいると「初めに言いましたよね、言いましたよ」って言われた。

その【初め】っていつだよ、と腹の底で思っている。
初日の事か?2日目の事か?
自分は、その現場でキャリアを積んで長いから、今やそれが普通で当たり前になっているんだろう。って事は理解できる。
ひとつの現場だけでキャリアが長くなると、人は容易く自分の入社したばかりの時の記憶をなくしてしまう。

最初の自動車メーカーの生産ラインでもそんなのはいた。
8歳年下の後輩だ。
自分はライン作業を覚えるのに1カ月以上の時間がかかったのに、キャリアを積んでリーダーという指導する立場になったら、その事はすっかり忘れていたようだ。
派遣だったり、当時は期間社員という名前でも初めてライン作業をする人に対して「もう2週間なんだから、そろそろやってもらわなくちゃ困る」とか言っていた。

現在、私に仕事を教えてくれているのは、もっと若い30代半ば~40代半ばくらいの年齢層の人だと思うけど(年齢当てクイズが苦手なので、よくわからない)、そうした考えに拍車がかかっているんじゃないだろうか?
右も左もわからない現場に入って、1日2日で言われた事なんていうのは、本当に理解できないし、言われていても、その後に言われた事で上書きされて、どこかに消えていくよ。

1週間以上、同じことをしてきた2週間目くらいなら、任された仕事の内容も把握できて「あ、これはこういう事なんだ」というのは、わかるようにはなる。
昨日も、私としては【初めて言われる】事だったのだけど、お兄さん曰く「初めに言いましたよね、言いましたよ」となる。

それから面倒な事に教育係が決まっていない。
私に仕事を教えてくれていたのは、主におばさんだった(勿論、私よりは遥かに若い人だけど)。
で、そのおばさんが休むとお兄さんが教えてくれるのだけど、それぞれのやり方違うから、こちらとしては戸惑う事が多い。

ある意味、お兄さんの方が系統立てて教えてくれるので、仕事は覚えやすいとは思うけど、それは仕事の内容がいろいろと理解できたうえでのことだ。
何もわかっていない時に「重要な事を伝えた」と言われても、そんなのは記憶の彼方に消えている。
どちらの人にも共通しているのが【その会社の中だけの常識】を理解しないで【当たり前でしょ】みたいな形でモノを言われると困る。

その会社の中だけで通じる常識を他業種から来た人間は知る筈もない。という事を理解していない。
「もう2週間だから、そこは理解してもらわないと」というのも、よく言われる事なんだけど、確かに後から後から言われる「言いましたよ」に裏打ちされる常識というものは、前任者の人が【憶える事が多すぎる】という気持ちで逃げたのも頷けるだけのものがある。

多分、そこのプレッシャーで辞めたのではないだろうか?
もっとも、同じ派遣会社だからといって、その人と私の配属先が同じだったのか?といえば、その確証はない。
ただ、社員が(当たり前の話になるけど)ひとつの会社だけでキャリアを積んでいる人間が、ほぼ同じと考えると、その会社が全ての世界になるので、他の人がそこを理解しない方が不思議なのかもしれないけどね。

ふふふ、なんにしても、このブログ上で愚痴を吐いたので、これですっきりして二度寝ができる(多分)。
気がつけば、かなりの長文になっているので、この辺で終わりにしよう。