ヒロリン雑学ブログ

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読書のすゝめ ~本を読むという事~

読書のすゝめ ~本を読むという事~

回顧録を続ける前に

前回で小学校の図書室と私が読んだ本の紹介。それから自分でコミックスを買い出したことを書きましたが、SNSへの投稿で気になる物が多々あったので、今回はそこから書いていこうと思います。 本を読むことの良い点は、文章が正しいかどうかの指針ともなります。 若い企業を促す人の発信に多いのですが、「~の」「~に」の使い方がおかしく、日本語が変になっている人が多いですね。 書いた後で「あれ、ここの表現がおかしいな?」と思うことなくSNSに発信している人はこれまで大した量の本(または文章)を読んだことがないのだろうと容易に思いつきます。 読み慣れていないからおかしいことに気が付かないで、そのまま発信してしまう。

また、そういう人達の特徴としては、文章を打ち込むツールとしてはスマホであったり、パソコンであったりする筈なのだけど、漢字は予測変換の候補が並んでいるはずなんだけど、何故か平仮名。っていうのが多い。 しかも、その平仮名で打っている文字よりも難しいはずの単語は漢字に変換できているのに…。 これが何を意味するのか? 答えは簡単である。その平仮名表記の単語に充てるべき漢字がわからないのだ。 書くのが難しいとか簡単とかいうモノではなく、日本語は同じ読みであっても意味によって違う漢字が入る。という、面倒くさい作業があるからだ。

だから、間違った漢字を使うよりは、安パイの平仮名で済ませてしまおうという魂胆。っていうよりも、誤魔化し?で、済ませてしまおうという姑息な手段だ。 何が腹立つって、起業家としての勉強をしなさいとか、読書は大事。とか言っている本人が一般常識の勉強ができていない、その事実にである。 だから助詞を間違えた挙句に漢字も変換できていなくて、しかも外国人に多いような「カタコト」の話し方のような文章では、真面目に「君は外国人ですか?」と聞きたくなる。 どんなに大切なマインドや重要なことを書いていても、表現方法が文字に限られる以上は、ここをちゃんとしておかないと伝えたい真実は伝わらない。 どれほど稼ぐ事の大切さを訴えても「でも、こいつって見るからに頭悪そうだな」って思われた時点でもう、負けである。 だから、本はちゃんと読んで欲しいと思う。愛すべき日本文化の存続にもつながると思うしね。

中学校の図書館

さて、話を元に戻して、中学校に行ってもやっぱり本が好きだった私は国語の授業などが自習になって、図書室で読書となるのを楽しみにしていたような子でありました。 この頃に読んだ本で気に入った本は「J・F・ケネディ」の偉人伝っぽい本でした。 その本で書かれていたケネディは確かに尊敬に値する人物として、書かれていました。 他の本は吉川英治氏の書いた水滸伝。これがまた面白かった。 今の中国の姿を見知っていたら、読まなかったかもしれないけど…。

さて、水滸伝。この本は中国には珍しくもあからさまにフィクションであると位置づけられている本です。 三国志が魏・蜀・呉の三国がそれぞれに国を興そうとする物語でありながらも、古い中国の歴史物と扱われているのとは一線を隔す。 とはいえ、たとえ大衆の娯楽のための本とはいえ、誰がどのようにして書いたのかはよく知られていない。 どういうことかと言えば、中国のあちこちにポツン、ポツンと散らばって伝えられてきた、戯作本のようなものであった。 それを時系列とか、史実を基にして、こうであったろうとひとつの話に編纂してまとめて発表したのが、日本人作家の吉川英治氏だった。 小説を読む方が望ましいとは思うけれど、面倒くさいというのであれば、漫画家、横山光輝氏の描く水滸伝もほぼ同じ話が進行しているので、こちらもお勧めではある。

マンガではあっても、セリフは書かれたモノであるから、それだけでも、普段、本を読まない人には大きな進歩となるのではなかろうか? マンガ版であっても、それが小説を読むきっかけになってくれれば、私は嬉しい。 それから、私が読むのを諦めてしまった本がありまして…。 その本は、滝沢馬琴の書いた「里見八犬伝」という小説です。それは私がまだ小学6年生の頃に、某国営放送局で夕方の6時くらいから放送していた、人形劇「新・八犬伝」の原作でした。 図書室にあったのだけれども、とにかく、旧字体で書かれたものが大切に保管されていたもので、漢字なんか、さっぱり読めないのね。

これには参った。 さすがの私も旧字体の本は読めない。 しかも悔しいことに、同じ場所にごちゃまんと私が常々原作を読んでみたいと思っていた本が連なっておかれていた。 西遊記も然り、三国志も然りである。全部、旧字体で、あったために読めなかった。これは悔しかった。 そういえば、東海道中膝栗毛旧字体で置いていたな。 だから、結構すごい図書室だったよね。今から振り返ると…。

また続きます。今回のお勧めの本は以下の通りです。