ヒロリン雑学ブログ

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コロナウイルスともう一つの因子

コロナウイルスともう一つの因子

重なる不運??

コロナの収束なんていつになるのかもわからない。 その上で約40年間放置しておいた温室効果ガスが今人々の上に重くのしかかってきている。 どんなことがあったのか知っている人も多いと思う。 まず、気候変動が起きている。 いつも通りに魚が捕れない。 海水温が高くなっているために、いつも通りの季節に魚が日本近海に寄って来なくなった。

また、海水温の上昇は気流に大きな影響を与え、台風さえもおかしな進路をとっている。 今夏(2020年の夏)の暑さは異常であった。そう言い切ってしまってもだれも異論は挟まないと思う。 日本国内だけでも異常な大雨が降り続いたり。 農作物にも影響が出て、農家の人々にとっては大ダメージを与える結果となった。 現状は逆に野菜類は取れ過ぎて廃棄しなければいけない状況下にある。農家の人々にはあまり利益が得られない状況でもある。 一旦は値段が高騰していた野菜も、現在では驚くほどに値段が下がっている。

ではどうしてこうなったのであろうか? 約40年前には、こうした異変が起こるであろうと予測はできていたのである。 冷静にちゃんと考えていれば。 では何故、冷静にちゃんと考えられなかったのだろうか? 現在のコロナと同じである。 人類は一つも進歩していない。 要は経済大国の名前を捨てたくなかったのである。

一応、40年程前には国際会議が開かれたのである。 会議は開かれたものの、その時点ではまださしたる影響もなく目にも見えてない。 そんなものに時間を割いている場合ではなかったのだ。 同時にフロンガスによるオゾン層の破壊もテーマに上がっていたけれども、それも同様の理由で真面目に議会は進行しなかった。 実はオゾンホールを最初に発見したのは、南極観測基地の日本人だったのだが…。 だから言い換えれば日本の責任って重いんじゃなかろうか?

とにかく国際会議は開かれたものの、最初に席を立って会場を後にしたのは、アメリカやイギリス、それにフランスもいたかな? 当時(今でもだけど…)先進国といわれていた諸国であったことに間違いはない。 そんな【つまらない】ことで自国の利益を棒に振るつもりは更々なかったのだ。 温室効果ガスは当たり前として、フロンガスに至っては無味無臭無害(人体には)がlキャッチコピーであったためにこれを産業界では多用していた。 ICチップ等の洗浄にも使われていたし、自動車の部品やなんやかや。 後に登場したエアガンの発射用のガスとしても使われていた。

このフロンガスというのは、各元素の結びつきが強く非常に安定したものであったために、大気の層にあるオゾン層まで昇ってオゾンと接触をして初めて化学分解が起きる。 そういった代物である。 オゾンと結びついた結果、フロンガスは無くなり代わりにオゾンの中にある塩素系の分子と引っ付くことになってフロン消失と共にオゾンも消えるというわけなんだ。

けれども、今のコロナウイルスに対応している各国首脳と同じように当時の首脳部は経済効果を優先した。 その時には目に見えてない事象よりも誰にもわかりやすい経済を取った。 その方が国民受けは良くなるし、その時点で温室効果ガスを使わない、フロンガスも使わない。 とした場合、その損益は計り知れない。 というのも、工場の設備を全て入れ替えなければいけない。 それらのガスの代替品も探さなければいけない。 となれば経済活動は止まる。 現在のコロナ対応とよく似ている。歴史は繰り返すとはよく言ったものだ。