ヒロリン雑学ブログ

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アニメ:ルパン三世とは?3

アニメ:ルパン三世とは?3

ルパン三世は山田康夫さん

今の世代だと、ルパンといえばモノマネ芸人(そういう意識さえないのかもしれないけど)のクリカンになるのだろうけど、私達世代ではやはり山田康夫さん以外には存在しない(あくまでも、私の中でのお話です) だから、はっきり言って山田康夫さんは不運なルパン三世だったと言える。 前にも書いた通り、ルパン三世のお話の質は低下してしまったのだから、山田さんが声をあてるには勿体ないと思ってしまった(^^;) もっとも、よ~く考えてみて、思いっきり子供向けにシフトしてしまったのならしょうがないのかなぁ~。とは思う。 しかしながら、全くの嘘っぱちで話を作られては困るのである。

フィクションの面白さは全く作られた物でも、最低限のリアルを継ぎ足すことで、面白さが全然違うものになると思っている。 せめて実物が存在する銃の構造とか、弾頭部分に関することは勉強しておくべきだったのではないか? 未だにその点での残念な気持ちは変わっていない。

ちなみに山田康夫さんという人は、まだデビュー間もない頃のクリント・イーストウッドの声も担当していた。 だから、クリカン如きが(ファンの人には申し訳ない)山田さんの後釜に座ることになった時に、私は相当に腹を立てた。 「じゃあ、クリカンにダーティ・ハリー2くらいのアテレコでもさせてみろよ」とうそぶいた。 あの渋さがクリカンに出せるわけはないんだ。 役者としての経験値がまるで違う。 ふぅ~じこちゃ~ん。みたいな軽口なモノマネでは勝負できよう筈もない。 日テレって、あんなふざけたことをするから、なんか嫌いなんです。私(^^;)

クリカンが「次元役の小林さんが、世間が何と言おうと気にしなくていいから、君は君のルパンをやりなさいって言ってくれた時には救われた」とか言ってたけど、当たり前だよ。 もう役がクリカンに決まっちゃタンだもん。 ビビッて役に入れなかったんじゃ芝居は始まらないしね。 周りの役者さんからしたら、そんなことになったら迷惑なだけだし、そりゃあ、やる気満々にさせるようなことも言うわさ。 山田康夫さんのルパン三世は【カリオストロの城】を見ればよくわかると思うけど、ちゃんと渋さと軽口の芝居を演じ分けている。 まあ、プロ中のプロだから当たり前っていえば当たり前のお話なんだけど。

そんな山田さんを引き続きルパン三世の声で使っておきながら、第2シリーズは内容がお粗末すぎた。 劇中に出てくる銃の扱いも知ってる者が見たら、いや、それは不可能だから。っていうシーンがいくつも出てくるし。 弾頭のタイプが色々とあるんだけれど、最凶の弾頭。の意味を取り違えて「それも確かに最強だね」って表現をしていたし。 まあ、とにかく子供受けが良かったんだろうと思うけど、このシリーズはむやみやたらと長く続いた。 おかげで何でもいいから面白そうな話を作れ!って、なったのかどうかは不明だけど、毎週ペースで作られるのだから、その点ではスタッフさんは大変だったと思う。 とはいっても、良く知らない物をよく知らないまま登場させて話を作るというのは、作り手としてはどうなんかな?とはやっぱり思ってしまう。

山田さんが入院中にクリカンルパン三世の声をして、また、この局はふざけたことを…。 とか思っていたら、山田さんはその後回復しないままお亡くなりになり。 ふざけたことに、そのままクリカンがルパンの声を担当することになった。 山田さんが亡くなってしまったのはしょうがない事なのだから、私としてはちゃんとしたオーディションでもいいから開いて、ちゃんと演技のできる声優さんにやって欲しかった。 私は1回だけ、クリカンが演じたルパンを見たけど、その後は一切見ていない。 演技力に差がありすぎる。

恐らくは今、それなりに演技も覚えて成長はしていると思えるが、それでも見たくない。 私は人でも何でも好き嫌いがはっきりしているし、またこだわりが強い。 しかも悔しいことにアニメーターの皆さんがすごく格好の良いルパン三世を作画して動かしている。 おまけにお話もかなりまともになっていそうな感じがするので、山田さんは不運だったなぁ。と思ってしまう。 今は銭形警部の声をしている、山ちゃんにもっと早い段階で演じさせていれば、もっとまともなルパンの演技が見れたのに…。 と思っても仕方がない。 私は今後も多分ルパン三世は見ないと思うけど…。