ヒロリン雑学ブログ

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鬼滅の刃の残念さ

鬼滅の刃の残念さ

あまり興味を惹(ひ)かなかった理由

一番大きな理由は、制作会社が悪いのか?放送局が悪いのか? そこは判然(はんぜん)としないのだけど、とにかく○○編から○○編の間が長すぎる。

遊郭編】は、楽しみにしていたので、最後まで面白く見させてもらった。 けど、問題は番組終了後の【次回作の予告編】にある。

【刀鍛冶の里編】の制作決定。 は良しとして、「それはいつ頃の話なの?」 「媒体は【映画】なの、【テレビ】なの?」 何ひとつ【明言】されてない。

【劇場版】の【無限列車編】以降、【遊郭編】もハッキリとしたアナウンスは無かった。 で、始まるのか、と思っていたら【無限列車編】のテレビシリーズが先なんだと…。 この頃はまだ【熱量】があったし、テレビシリーズの1話は描き下ろしの新作という事もあって、楽しく見た。

けど、結局は次回作の【詳細】が何も知らされないまま、【制作決定】だけを告げられてもね。 【熱量】は一気に【コキュートス】の【冷感地獄】並みに下がってしまった。

一応、近作(きんさく)には珍しく、原作も【全巻セット】を買って読むくらいだったんだけどね。 でも、原作も【そこまで】面白くもなく、2~3回くらい読み返して、その後は読んでない。

何故、面白くないのか? 簡単にいうと、全てが【作り物】過ぎるからだ。 【大正時代】に【時代設定】しているのに、なんの【史実】にも【寄せて】いない。

大正時代というと【関東大震災】が【大正12年】に起きている。 例えば、これに【鬼舞辻無惨】を絡(から)めて、【鬼舞辻】がとった行動に応じて、何事かが起きて【関東大震災】に通じる。とか。 【関東大震災】という【史実】の名前を出すだけでも、多少【リアリティ感】は出てくる。

史実に関わる【何事(なにごと)】かを出す、絡める。 それだけで、物語に【重み】は出る。

それから【刀】、【真剣】というものに【無頓着(むとんちゃく)】が過ぎる。 基本的に【炭治郎】は【炭焼きの子】である。 それまで【刀】はおろか【木刀】さえ握った事のない者が、2~3年の【修業期間】で、一般的な【達人クラス】になる事など、あり得ない。

それだけでも【ん~?】と思うのに、【鱗滝】との修行で、【炭治郎】は【真剣】で師匠は【素手】 【師匠】の強さを表現したかったのだろと思うけど、これ、【炭治郎】の方が【危険】です。 師匠に【真剣】を握った(にぎった)まま【投げられる】 【刀の刃】が、身体の下にでも潜り込んだら【炭治郎】の身体が切断されかねない。

日本刀の手入れの最中に、誤って【抜き身】が倒れそうになったので、反射的に【刀】を受け止めようとして、手の指が【骨ごと切れた】という話は60歳には有名な話。 そのくらい【日本刀】の【切れ味】は鋭く、しかも刀自体が【重い】ので、刀の重量だけでも【指】くらいなら簡単に【切断】出来る。

それから【錆人(さびと)】との【真剣】での立ち合い稽古。 これは【生命軽視】という、現代社会の抱える【闇】の部分に当て嵌(は)まる。 真剣の切れ味は、さっき書いた通りなので、それを持っての【斬り合い】は【どちらかが死ぬ】という事が前提になる。これは、至極(しごく)当然の事だ。 けれど【炭治郎】は臆(おく)することなく、勝負する。

この時点では【炭治郎】は【錆人】が、この世の人ではない事を知らない。 つまり【殺す気満々】だ(立志編の炭治郎のセリフじゃないよ)

このエピソードで、【人の命って軽く考えられているんだなぁ】と感じる。

2022年7月。 ふたつの事件が起きた。 どちらも【2歳児】を【一人きり】にして【保護者】が遊びに出かけたというものだ。

40代の【祖母】と、その【男】、50歳だったかな? どちらも【いい年こいた】大人である。 特に【女】の方は【祖母】というからには【身内】だろうに、よくやったな。と…。

もう一件は【40代】の男と【20代半ば】の女の【夫婦】だった。 【監視アプリ】?を使うから大丈夫だろうと。 基本的に。あれって【ペット用】だろ? 自分たちの子供は【ペット並み】なのか?

10代の女の子が【自宅出産(?)】で、産んだ子を【ビニール袋】に入れて、近所の畑に【埋めた】とか。 そうした、実際の犯罪とは無関係だけど、【日本刀】の、【刃物】の持つ怖さというものは【伝え】なければいけない事なんじゃないかな? 【描き手(作り手)】という立場の人は。

昔はね、描く方も読む方も、そうした【怖さ】はよく知っていたからね。 嫌な時代になったなぁ。←鬼滅の刃の話から、飛躍しすぎでないかい?と、少し反省。