ヒロリン雑学ブログ

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終末的な世界へようこそ02

終末的な世界へようこそ02

キーワードは【40年前】02

そもそも【温暖化】というのは、どういう理屈でなってしまうのか? そこを【把握(はあく)】している人というのは、どのくらいいるのだろうか?

これは【温室効果】という【言葉】の方が、わかりやすいと思っている。 今でもそうなんだけど、【電力】は半分以上が【火力発電】に依存している。 【火力発電】というものは、もっとも【簡単】に【電力】を作る事が出来るからだ。

【狭い中】で、ものを燃やして高温にすると、その【熱】で【上昇気流】が生まれる。 その【気流】の力を利用して、上部に置いた【タービン】を回して【電気】を作るのが【火力発電】だ。 【簡単な説明】とすると、わかりやすいのは、こういう事だろう。

これは【陸上】なら【沿岸部】でも【山奥】でも、燃料となる【重油】や、発展途上国などの【石炭】に至るまで、【輸送経路】が確保さえできれば、出来上がるので、非常に【簡単・便利】に(ほぼ)どこでも【発電所】の【建設】が出来る。 その代わりに【物を燃やす】のだから【二酸化炭素】は否応なく【排出】する。

【増えすぎた人口】も、微小ではあるけれど、それに一役かっている。 それは【呼吸】です。 人というものは、誰しも【呼吸】をします。 【呼吸】とは何か?といえば【酸素】を吸って【二酸化炭素】を吐き出す行為です。 それをしないと、人間は死んでしまいますから【必ず】します。

第一次産業革命」と呼ばれる、【18世紀半ばから19世紀】までは【大気中】の【温暖化ガス(二酸化炭素など)】は、非常に少なく【総人口】も今とは比較にならないほど少なかった。 しかし。ここを【基準】として見た場合、わずか【200年】ほどの間に【大気中】の【温暖化ガス】の【濃度】は【爆上がり】している。 これら【温暖化ガス】と呼ばれるものは、厄介な【特性】を持っていて、【太陽光とその熱】を地表まで【通過】させるけど、その【熱(温度)】を【大気中】に【留(とど)めて】しまう。 冬でも【暖かい温室】のように、【太陽】から貰(もら)った【熱】を宇宙に返す事を阻(はば)むようになる。

第一次産業革命】までは、大した問題ではなかったけれど、その後の【人口増加】や【温暖化ガス】の【濃度】が上がった状態では【目に見えず】に静かに進行していく【癌(がん)細胞】のように、ジワジワと【気温の上昇】が進んでいく。 そうして、今に至っている。

温暖化の【現象】が目に見えるように【顕著(けんちょ)】になったのは、今から【5~6年】前からだ。 今年に入ってから(2022年6月)の6月とは思えない、異常ともいえる【最高気温の更新】が続く現状が、この先に続く【惨状】なんて、韻(いん)を踏んでいる状況ではない。

【80年代】には、実は【世界会議】が開かれて、一応は【温暖化】も議題には挙がった。 挙がったけど、綺麗に【スルー】されている。 それは、もう一つの【懸案(けんあん)事項】である【オゾンホール】に、目が奪われていたから。

【オゾンホール】というのは、文字通り【オゾン層】に空いた【穴】の事だ。 これは、その当時の各業種で【無味・無臭・無害】という事で【便利】に【多用】されていた【フロンガス】というものが【原因】だった。 現在では【化学消火剤】に【利用】されていた【ハロン】という【化学物質】を中心に【記事】なり、なんなりと書かれているけど、最初に【特定】されたのは【フロンガス】だ。 この【フロンガス】は、当時の製造工場では【大量】に使用された【洗浄剤】になる。 【IC】などの【洗浄用】にも使われていたけど、当時、私が働いていた【自動車】の【製造工場】でも【洗浄剤】として【大量消費】されていた。

ちなみに、今でも【サバイバル・ゲーム】で【ガス・ガン】を使って遊んでいる人はいると思うけど、80年代当時。ガス・ガンに使用されていたのも【フロンガス】だ。 この【フロンガス】というものが【重宝】された理由の一つに【安定性】が挙げられる。 【化学的】な【結び付き】が強く【安定性】も高かったので、【様々】な【業種】で【便利】に使われてきた。

ところが、ある日。 南極の【観測基地】の観測員が【オゾン層が薄くなっている】ことに気がつく。 多分だけど、それから【暫くの間】、時間をかけてじっくりと【経過観察】をして、【オゾン層】の【オゾン】が【消失】している【確証】を得てから、発表されたんじゃないかな? その当時には、目にも見えていないし【影響】もなかったので、【温暖化】は【スルー】されて、わかりやすかった【オゾンホール問題】は【採択(さいたく)】された。

ちなみになんだけど、【オゾン層】の【役割】は【有害な紫外線】から【人間を含む生物】を守ってくれる。とよく書かれているけど、【あれ】は間違いだ。 要は、その環境下で【生まれた命】だから、それ以上の【紫外線】を浴びるとどうなるかわからない。というのが正しい。 現実問題として言えるのは、私が若い頃には【紫外線】は【紫外線】だけで済んでいた。 現代では【オゾンホール】のせいで【紫外線】は【A波・B波・C波】に【分けられて】いるよね。 【化粧品】や【日焼け止め】にも、そうした表記があるんだよね。

話を戻します。

今、世界中で云われる、【脱炭素】だとか【SDGs】などは、本当はこの時にちゃんと向き合って【対策】をしていれば【有効】だったかもしれない。 しかし、それから40年近くも経過している。 それよりも【大気中】に【満ちて】いる【二酸化炭素】等の【温暖化ガス】を取り除く方に【注力】しないと、この先も地表温度は【上昇し続け】てしまう。 もう止まらないし、遅いんだけどね。

困ったとしか、言いようがないのが現状。