ヒロリン雑学ブログ

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米中、似て「非」ならざる国

米中、似て「非」ならざる国

歴史から見てみる

私は戦後十数年経ってから生まれた。 その頃のアメリカは羨望の眼差しで見られていて、当時の日本人達の憧れの生活を送っていた。 バカでかい冷蔵庫にテレビ。デカい車にオーブンレンジ。 憧れの家電品の山。 テレビではスーパーマンが空を飛んで人助けをしていた。 西部劇が全盛の時代で、悪いインディアンに善人なアメリカンファミリーが囲まれて危機一髪!って時に騎兵隊が駆けつけて悪いインディアンを打ち滅ぼす。

私はまだ幼かったので、それらを全く疑うことなく信じていた。 一方で中国。 中学生前後でブルース・リーの映画が流行り、中国武術に関心を持ちそれと同時に水滸伝三国志も読み始める。 その後、社会人になってすぐに夢枕獏氏の小説「サイコ・ダイバーシリーズ」に仙道が出てきたことで、なおさら中国という国に対して興味を持った。

しかし、私はあと1年ちょっとで還暦を迎える年齢にもなった、当然物の見方も変わる。アメリカや中国の国の成り立ちを知ると安穏とはしていられない。 この二つの国は共産主義と民主主義の国ではあるものの、その有り様はよく似ている。

アメリカはイギリスのあぶれ物が寄せ集まってアメリカ大陸に渡ってそこに国を作り上げた。 と、書いたらここで終わるのだが、終わらない。 彼らは先住民族だったインディオを殺し土地を略奪してそこに住み着いた。 だから彼らは武器を手放すことはできなかった。 平和裏に話し合いをして移住したわけではない。いわば略奪者だったからだ。 最初は良かった。銃やライフルを使っていたのは移住したヨーロッパの人々だけだったからだが、その内には仲間を殺され、土地も奪われたことにインディオも復讐を始める。 そうすると、その戦利品の中には銃やライフルも混じっているから見様見真似で銃やライフルを使えるようになってくる。

そしてアメリカは銃に代表される兵器開発に必死になる。 なにしろ相手よりもより強力な武器を持っていなければ枕を高くして寝られないからだ。 だからいまだにアメリカから銃は無くならない。 ライフル協会なんて、単に兵器開発に向けての隠れ蓑に過ぎない。 さらに驚くべきことに、アメリカの経済というモノは軍産複合体と呼ばれ軍需産業と通常の産業が結びついていたとされる。 自動車が売れなくても軍需産業(兵器など)アメリカの経済は大打撃を受けていたそうだ。今はどうかは知らないけどさ。

これらの事を整理するとアメリカほど都合よく自国の歴史を塗り替えてごまかしている国もない。今考えても反吐(へど)が出る。 他の言い方をすれば、「盗人猛々しい」という言葉に置き換わる。