ヒロリン雑学ブログ

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宇宙戦艦ヤマトを観て

宇宙戦艦ヤマトを観て

いろいろと考えた

宇宙戦艦ヤマト】のテレビシリーズが始まったのは、確か私が中学1年生の頃だったと記憶している。 すごく面白かったし、【地球】を出た【宇宙戦艦】が一隻で【敵と戦う】という物語は【斬新】だった。 ちなみに、世の中に【アニメ】という言葉が定着したのは【ヤマト以降】だった(はず…)

なので、もう48年くらい前の話になるのかな?

当時、中学校の体育館の更衣室で、部活の為に着替えながら友人達と興奮して話していた記憶もある。 この【宇宙戦艦ヤマト】の【放映終了後】、もっと小さい頃から頭の中で【物語】を作る事が好きだったので、ハッキリ言って【模倣】に近い自分なりのお話を作ろうと思って、考えていた時に、ふとした事が【疑問】として浮かんでしまった。

それは、【未来の地球】のお話で【地球規模】の話なのに、「何故?ヤマトの乗組員は日本人だけなんだ?」という事だった。 これでは【地球は一つ】という概念からは、外れているじゃないか。 【ヤマト】の【ブリッジ】に、【黒人や白人】がいてもいい筈じゃないか?

これは多分、当時のタイトルは【宇宙大戦争】で【現:スタートレック】という【洋物SFドラマ】を観ていた事が、影響していると今思うと考えられる。 同ドラマには、ちゃんと【東洋系】のキャラを【ドクター役】で出していたしね。(名前からすると日本人だったような気が…)

だから、なんで?せっかく面白いのに【国際的(当時の言い方です)】じゃないのは何故? から始まって、じゃあ国籍の違う者同士が【仲間】として戦うのは、どうすれば【無理】がないのだろう? そんな事を考え始めた。

当時は【米ソ冷戦時代】の真っ只中だった。 中学2年生になっていたところで、当時の私には、その【成り立ち】など知りようもなく。 更に【疑問】が湧いてきて「第二次大戦の頃には米ソはともに対ドイツ(というか正しくはナチスなんだろうけど)で共闘していたはずなのに?」 ここまで考えた私は【共通の敵】がいれば【地球はひとつ】になって、その【敵】に立ち向かう事ができる。という事に気が付いた。

当時、中学2年でこの事に気が付いた私は「すげー、俺って天才かも?」とか思って一時期有頂天になった。 なったのだけれども、47年くらい前の事なので、今ほど自己発信などできる訳もなく。 当時から【お絵描き】は好きで、よく好きな漫画の【模写】もしていたものの【具体的な絵】にすることは出来なくて、長い年月が過ぎてしまった。

お話は跳んで、高校3年生になって【O(オーだよ、ゼロじゃないよ)君】とクラスメイトになったんだけどね、この【O君】が部類のSF好きで。 【機動戦士ガンダム】の事も彼に教えてもらったのであります。 当時の高校生の【良識】ある【行動】に並んで【脱アニメ】をしかけていたのに、引き戻されてしまった。 ※当時は【高校生にもなってアニメなんか見るんじゃありません】という風潮にありました。

その【O君】がずっと愛読している【海外のSF小説】のシリーズ物の中に【ペリーローダンシリーズ】があったのですね。 【機動戦士ガンダム】というアニメも教えてもらい、「これがガンダムの基になった小説だよ」と言って、【ハインライン】の【宇宙の戦士】という小説も教えてもらい、同小説を貸してもらって読んだという…。 ちなみに【宇宙の戦士】は【邦題】でこれはのちに【スターシップトゥルーパーズ】という名前で、多分【ハリウッド】で【映画化】されてます。

さて、話は【ペリーローダンシリーズ】に戻りまして、最初はそんなに【興味】はなったんですけどね。 【ガンダム】もそうだったけど、他人が観てても、読んでいても「本当に面白い?」という【懐疑的】な人間だったので、すぐには靡か(なびか)ないという特質を持つ少年でした。 そして、【ガンダム】の時もそうだったけど、毎週金曜日になると、普段トロトロと帰る【O君】がダッシュで帰るので、一緒に途中まで帰る私もつられて早く帰ってしまいまして、早く帰ると暇なので「そんなに面白いの?」でちょっと見たら【ガンダムの虜】になっておりました。 確か最初に見たエピソードは【大気圏突入】の回です。

それはさておき、【ペリーローダンシリーズ】も、最初は本当に、それほどの興味も持てずにいましたけど、とにかく出版されるのが異常に早い。 彼の話によると「元はドイツで執筆されているSF小説で、週刊ペースで本国では出版されている」らしいという事はわかった。 一週間に一冊が出版される事があるのか?と思っていたら、この本は【一人の作家が書いているのではなく、複数の作家でリレー形式で書かれているんだ】と教えてくれた。

日本に於いては【一冊の文庫本の中に本国の二週間分】を纏め(まとめ)ているのだそうだが、それでも【ドイツ本国】では一週間に一冊ペースなので、【追いつく】訳もなかった状態だったんですね。 ほぼ【毎月】新しい【文庫】が発売されていた記憶があるので、お互いに本が好きというのもあって一緒に本屋に行く度に【彼】が買って帰るから、つい興味が勝って、買って読んでみた。

面白かった。 のだけれど、そのストーリー展開に舌を巻いた。

簡単にお話を書くと、アメリカの宇宙飛行士。ペリーローダンが仲間と共に【月探査(だったような気がする)】の為に【月の周回軌道】を回って【月の裏側】に入った時、宇宙船に異常が発生する。 月面に不時着した【ローダン達】は、そこに【異星人の船】を発見するとともに、宇宙船に生じた異常が【異星人の船】のせいだと気づく。 地球の文明を遥かに超える【高度な文明】を持っている【異星人】に【強靭な肉体と精神の力】で対抗し、【異星人達】との【取り引き】を武器に【ローダン】は【異星人達】の進んだ文明の力を手に入れる。 そして、【ローダン】は【地球】に宣戦布告をする。

おったまげぇ!だった。 私が中学2年生の頃に考えた物語の骨子が、全て【そこ】に【描かれて】いた。 しかも私のは、安直に【悪い宇宙人】だったのに対して、【ローダン】は自分が【第3勢力】となって地球を力ずくで、一つにまとめてしまった。 それもあって、俄然、興味が湧いた私は次々と続巻を買って読んだ。 その頃には【ペリーローダンシリーズ】は、巻数として100~200巻の間の数字で発売されていたから、読み終わるとすぐに次の巻が買えるのは有難かった。

読み進む内に、この【ペリーローダンシリーズ】がいつから始まったのかを、知る機会があったのだけれど、更におったまげたのは1961年から始まっていたという事。 ふふふ、私が生まれた年ではないか。 うう、13年も後塵を押していたとは…。

ただ、面白くはあったのだけど、やはり長年かけてリレー形式で書いているとはいえ途中でちょっと食傷気味になりまして、30数巻で買うのを止めました。

なんだか【宇宙戦艦ヤマト】がどこかに行ったままでの長文となっている。 ここで紹介した【ペリーローダンシリーズ】やハインラインの【宇宙の戦士】に他の友人から借りて読んだ【平井和正さん】の【狼の紋章(エンブレム)】 どれをとっても面白い作品ですから、まだ販売していたらという注釈は入りますが、読んでみては如何(いかが)でしょうか?