ヒロリン雑学ブログ

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なんで今、生活困窮者が増加?

なんで今、生活困窮者が増加?

独り親世帯の増えるわけ

というのは、かなり時代を遡らないと、その理由には到達しないと思います。

1970年代。 日本の世の中は【好景気】に沸いていました。 それは【高度経済成長期】と言われる時代で、【戦後】から【脱却】して【生活水準】も高くなり、【欧米】に追いつけ追い越せという時代でした。

それまでは【アメリカ】の【ホームドラマ】などでしか【見た】事がない、様々な【モノ】が、少し手を伸ばせば【手に入れる】事が出来るモノになっていたからですね。 この少し前から【テレビ】【冷蔵庫】【車】は、頑張れば手に入れる事ができる。 そうした【身近な存在】に変化していたからです。

【1970年代】は、もう一つ【国民総中流階級】が叫ばれていて、要するに【極端】な【貧富の差】がなくなるという幻想を抱いていた時代でもあります。 それまでの【戸建て住宅】から【マンモス団地】などと呼ばれる、今でいう【マンション】のような【集合住宅】が持て囃され(もてはやされ)て、そこに【住む事】が、一種の【ステイタス】になっていた時代です。

余談ですが、この頃から【核家族化】が進んでいきます。 【家付きカー付きババァ抜き】という言葉が流行ったのも、この時代ですね。 【家と車】は欲しいけど【姑(ババァ)】は要らないという事を言い表していますが…(;^_^A

さてさて、肝心の【生活困窮者】が増える【基礎】になったのは何か? という事なのですが、【生活水準】が上がったところで、【より良い暮らし】をしたいという【欲】が出るのは【人の世】の常という事です。

それまでは、お父さんは【働き】に出て【収入】を貰い、【お母さん】は【家】を守って【子育て】をするというのが、ほぼ一般的でした。 我が家は【貧乏家庭】だったので、【母親】は早くから、今でいう【パート】のような仕事をしていましたけどね。 我が家のような【理由】ではなく、他の理由で【もっと収入が欲しい】という【夫婦】が増えだして【共働き】の【家庭】が増えていきました。

私の小学校の同級の中にも、当時の小学生の【お小遣い】としては【高額のお小遣い】を貰って、自慢たらしく【大人買い】をしてる子もいましたしね。 この頃から【子供の教育】も【勘違い】している親が増えましたね。 さっき例に挙げた【同級生】の【親】のように【子供をかまってやれない】から【お小遣いを沢山渡して】それでよし。とする【勘違い教育】をする親が増えました。 また【放任主義】と【放ったらかし】を【混同】して、子供を【わがまま放題】にしてもかまわないとする【親】も増えました。

また、ちょっと話がズレていますが…(;^_^A 今でいう【マウント】を取りたがる【人】というものは【昔】からいるもので、【他人より良い暮らし】【子供は高学歴】という【要因】をもとに【自分】で面倒を見ない代わりに【お金】を【家庭教師】などに【多く】使う【戯け者(たわけもの)】が増えました。

そうです、ここで【問題】になるのは【他人任せ】の【教育費】に【大金】をつぎ込む【親】が増えたという事です。 始めた以上は【後戻り】はできない、それは【世間体(せけんてい)】とか【見栄(みえ)】とかいう【親のエゴ】です。

以上の理由から【結婚】をしていても【父は働く、母は家庭を守る】という【図式】は崩れて、【後戻り】のできない【夫婦共働き】の家が増えていきます。 なので、この頃から【学歴】は高くても【常識知らず】な【バカな子】は増えていくのですが、それでも【現代】よりはマシかなぁ?というレベルだったのです。

ちなみに【1970年代(60年代後半だっけ?)】というのは【大学紛争(抗争?)】が盛んになり始めていた時代で、大学に行く【学力】のない子の【親】には【好都合】な時代でもあったのですよ。 「高いお金を出して大学に行かせても、ゲバ棒持って暴れるだけなら、早く仕事に就いた方がいい」って事で…。←私の伯母さんがよく言っていた。

話を戻しますと…。

そうこうするうちに、以前のブログでも書いていますが【レーガン元大統領】と【中曽根元首相】の時代になって【ドル変動制】になって、その時々の【相場】によって1ドルの価値が上がったり下がったりという【状態】になってしまうのですが。 そうなると【物価】も【上がったり下がったり】なので、【安定】しません。

特に【大都会(首都圏とか大阪)】の【物価は高騰】してしまって、【夫婦共働き】でもしない事には【生活】が【苦しく】なっていく一方でした。 ここのところが【根本的】な【原因】になっているのではないかと思っています。

【生活水準】を上げる事は【望みます】が、それを【下げたくはない】と思うのも【人の世の常】です。 【せっかくにも】【手に入れた】【生活水準】を守る為には、【苦しいな】と思っても【続けないと】いけない。 そうすると【人】は【疲弊】します。 疲れすぎると、人というものは【短気】になります。

【短気】になった【夫】と【短気】になった【妻】が、顔を突き合わせて【生活】をしていれば、【喧嘩】になります。 【喧嘩】がひどくなると、最終的には【離婚】という事になります。 ここに、現代の【一人親世帯】の【ひな形】があるように思います。

ただ、この頃は、まだ今の人達とは【いろんな面】での【意識】とか【考え方】が違っているので、多少は【マシ】だったのかな?と…。

現代では【多様性】とかいう【ワード】が力をつけて、これさえ言っていれば【無敵】状態になるようですから、【よく考えない】ままに【即決断】という状態が多く見られます。 まだ相手の事を【よく知らない】のに【子供が出来た】とか【ノリ】で結婚してしまう。 そうしたら【結婚後】に、相手に対する【不満】が噴出してしまって、これもまた【よく考えない】で【離婚】してしまう。

時代的に【コロナ禍】までは、それも可能だったのは【仕事】は【豊富】にあった。 世の中の【論調】も【苦しかったら逃げろ!】というものが多かった。 それは【仕事】だけじゃなくて【家庭】という、小さいけれど【肝心】な場所からも逃げろ。というもの…。

【非正規雇用】早い話が【パート・アルバイト(派遣も含む)】でも、ある程度の【収入】があれば、なんとか暮らしていける【世の中】だった。 ところが2020年以来の【コロナ禍】である。 【コロナ感染】の【危険性回避】から【非正規雇用者】から順番に多くの【職場】で【解雇】され始めた。

こうなると【非正規雇用者】は【収入の道】が絶たれてしまう。 仕事を辞めても【離婚】してもなんとかなる。は働き口が【確保】されていた【社会】だから通用していた。

こういう事を考えると、今の【諸悪の根源】というものは大きく時代を【遡った】ところにあると言ってもいいんじゃないかな? 【温故知新】というやつだ。