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天皇家とは何だろう?その3

天皇家とは何だろう?その3

昭和の時代

恐らくは、近世の【天皇陛下】として最も【波瀾万丈(はらんばんじょう)】な【御世(みよ)】を過ごされたのは、【昭和の天皇陛下】ではなかったか。 と私は思っている。 【大正天皇】は短命であった為に、【昭和天皇】は若くして【天皇陛下】を継(つ)いだ。 【昭和】に【元号(げんごう)】が変わって、十数年で【太平洋戦争(第二次世界大戦)】が始まる。 【終戦後】には【天皇陛下】の【戦争責任】を問う声が挙がったけれど、戦後16年も終盤に生まれた私は「それは違う」と思っている。 私が、成長するにつれて【ニュース番組】や【終戦特集】としての【特番】を観て、または【他の記事】も読んで、そう感じていく。

昭和天皇】は【戦端】を開く事には【反対】していた。 しかし、周りの者に【引き留められた】のだという。 当時の【軍部】は狂っていた。と断じても構わない【状況化】にあった。 【開戦】に踏み切る事になる1941年から、遡る(さかのぼる)事5年。 日本史にも有名な【二・二六事件】が起きている。 これは、当時の【青年将校】が起こした【クーデター】として、知られているけど、何故、【青年将校達】は【クーデター】を起こしたのか?

色んな【説】があるのだけれど、私は次に挙げる【説】ではないかと思う。 【軍部】といっても【穏健派(おんけんは)】もいれば【武闘派(ぶとうは)】もいる。 この中で【武闘派】の【軍人達】は【穏健派】を邪魔(じゃま)だと思っている。 どうして、そうなったのか?というのは【推測】になるけれど、恐らく【明治維新】の【開国以来】幸(こう)か不幸(ふこう)か(今となっては不幸だったんだろう)外国との【戦争】に負けた事がなかった。 それが【一部の軍人】を【増長(ぞうちょう)】または【慢心(まんしん)】させた。 或いは(あるいは)、その両方だったかもしれない。

それが故に、【増長した】軍人達は【武闘派】となった。 つまりは「行け行け、ドンドン」であって、【邪魔をする】者は【外国】であっても【武力】で【沈黙】させればよい。 そうした考え方であった。

実は、この頃の日本は【経済的】に苦しい時であった。 こうした【状況】を【打開(だかい)】する為には【植民地政策】しかない。 しかし【穏健派】の【軍人】も【閣僚(かくりょう)】も首を縦(たて)には振(ふ)らない。 【業(ごう)を煮(に)やした】【武闘派】の人々は、【邪魔な穏健派】の【軍人】や【政治家】などを【一掃(いっそう)】する為に、【純粋】に【御国に忠誠】を誓う【青年将校】達の【律儀(りちぎ)】さを【利用】して【クーデターを起こさせた】 これが私には一番、腑(ふ)に落ちる説だった。

実際問題、この1年後には【満州国】が出来上がり、その後の日本は【好景気】に沸くのである。 つまり【二・二六事件】は【武闘派の軍人】が、暗に【逆らう者には死を】という現実を【武力】を以って、その他の【政治家】や【軍人】に【知らしめる為】に起こした物だったのだろう。 日本では【第二次世界大戦】の事を【太平洋戦争】とも【大東亜(だいとうあ)戦争】とも呼ばれる。 その違いは私にもよくわからない。 【太平洋戦争】というのは、【日本軍】が【日曜日】に【アメリカ領】のハワイの【真珠湾】を攻撃した事で起きた戦争の事だ。 これはわかる。 そして、そのまま【なし崩し】に【第二次世界大戦】へと雪崩れ(なだれ)込んでいく事もわかる。

大東亜戦争】の【定義】だけが、未だによくわからないので、気なった方は調べてください。

こうして【満州国】が出来上がって【日本】は【好景気】に沸くのだけれど、それは【一時的】なものだった。 【満州】を整える為に【鉄道】や【街】などを【作っている】間は、【好景気】だった。 その間は、【製鉄】等の【鉄鋼業】は沸きに沸いた。 いくら鉄を作っても【早く鉄を送ってくれ】と【催促(さいそく)】が来る。 【生産能力】が追い付かなくなってくるから、【工場】を大きくして【設備】も入れる。 そうすると【人員】も必要になるから【増員(ぞういん)】される。

しかし、【満州】が出来上がってしまうと、もう【鉄】はそれまでのようには【必要】でなくなる。 【鉄】を作っても、【使う場所】がないのだから。 そうなると【拡張した】【工場】も【設備】も要らなくなる。 【工場】が小さくなり、【設備】もなくなれば当然【増員】した【従業員】も要らなくなる。 となれば、町には【失業者】が溢れて、【景気】はあからさまに【悪く】なる。 【景気】が悪くなれば、【単純な武闘派】の【軍部】は、また【植民地政策】を行えば良い。と考える。 これが【太平洋戦争】に【突入】する為のきっかけとなった。 けれど、そうした【窮状(きゅうじょう)】は一般の【国民】には【知らされぬまま】だった。

事実、【戦時中】に【子供時代】を【経験】した人でも「あの頃は好景気に沸いていた」と話していた。 これは【実際】に【私】が二十数年程前まで【工場】で働いていた頃に、年長者のおじさんに聞かされた事だから【事実】である。 その【おじさん】は、その後の【戦争の話】で見つかった【事実】までは気にしていなかったのだろうと思う。 だって【生きるだけ】で【必死】だったろうから…。