ヒロリン雑学ブログ

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中国ってどんな国?

中国ってどんな国?

中国という国の成り立ち

新型コロナウイルスが世界中を席巻する昨今、Twitter上のタイムラインでも「中国ってどんな国なの?」って質問を見かけるようになったので、私の持ちうる知識を総動員して解説したいと思います。 ところで、中国ってひとつの国だと思っている人はどのくらいいるのでしょうか? 若い世代の人はもちろん、50代でもひとつの国だと思っている人は多いのかな?って感じていますが、いかがでしょう? 中国の正式名称は【中華人民共和国】なのですね。

という事は、いくつもの国が集まってできた国。という事なんですが中国の場合はいくつもの部族が占領されてできた国。と考えた方が、正解に近いかもしれないです。 中国はいわゆる【多民族国家】なんです。 日本人に分かりやすいのが「三国志」でしょう。「魏」「蜀」「呉」の三国が覇権をかけて戦うさまが描かれています。 この小説を読むとわかると思いますが、中国はあまり信義という言葉を重く考えていません。 もはや、裏切りと欺瞞。そして大嘘とハッタリで彩られています。 とはいえ、日本史でも戦国時代とか太平記などを読むとそんな表記もありますが、中国は民族が多すぎて日本のそれとは桁が違います。 ハッキリと違うのは日本は、ほぼ倭(やまと)民族で統一されていたという事でしょうか?

他にも、私が中国武術(ウーシュー)についての本をたくさん読んだ時に多民族国家をよく表した物語があったので、紹介します。 昔、陳カコウ(漢字がなかった)という言ってしまえば、陳さんの一族が住んでいる集落があって、そこには門外不出のやたら強力なクンフーが存在するという評判が流れます。 これが現在の全てのもとになった太極拳の総本山です。 その噂を聞いて、揚露全(よう・ろぜんだけど漢字は怪しいです(^^;))という若者が友達と2人でそこまで出かけた。 目的はもちろん太極拳を学ぶためではあったが、門外不出なので、素直に弟子入りはさせてもらえないと思った2人はとりあえず使用人として陳さん一族の里に入り込んだ。 使用人として働きながら、太極拳の練習が始まると食い入るように覗き見て、それを2人なりに真似してやっていた。

数年が過ぎた頃。信用を得ていた揚さんは、練習相手がいなかった若者の稽古相手として呼ばれることになる。 ところが、あろうことか陳さん一族の若者に揚さんは勝ってしまった。 どういうことかと理由を聞かれて、包み隠さずに今までしてきた事を告げると、その熱心さに胸を打たれたとして、特例で本家の太極拳を教えてもらえるようになった。 そしてそれから更に数年。すべての修行を終えたとして揚さんは自分の集落に帰ることとなった。 その道中で、色々な武道家と戦ったが、一度も負けたことがなく「揚無敵」という字名(あざな、と読みます)で呼ばれるようになって、それは中国全土に広まった。 意気揚々と故郷に帰った揚さんは、しかし、そこで唖然とする事になる。のは、故郷は冒頭でも書いたが異民族に占領され揚さん一族は支配されていたからだ。

しかし、揚無敵の名前は世間に広く知られていたので、時の支配者に「お前の使う武道(太極拳)を教えろ」と言われた。 が、他民族に強すぎる太極拳を教えるわけにはいかん。という事で、太極拳の強さの肝である部分は隠して、役に立たない太極拳を教えた。 これが後の健康法や体操として中国全土に広まる太極拳のもとになるのだが、今は余談です。

この昔ばなしからもわかるように、他民族に対する秘密主義というモノは、かなり昔からの中国の風習ともなっている。 つまり、中国政府の公式発表ではあっても易々と信用してはいけない。という規範になる。 今回の新型コロナウイルスの事も然り。となる。 今は時の支配者による独裁政治といってもいい中国で、自国の不利になるような情報は絶対に出さないだろう。 国家として一つであることを強調したい現政権なら、昔は国内の他民族に対して行っていたことを他国に置き換えて進行しているはずだから。

ただ、これだけは確かな事だと言える。 新型コロナウイルス武漢発のウイルスだという事だ。ただ、これで私が闇に葬られたらどうしよう?って意識はあるのだよね。怖いなぁ。