ヒロリン雑学ブログ

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アニメと哲学その6

アニメと哲学その6

時を戻そう

かなり脱線(だっせん)してしまったので、話を戻し(もどし)て【アニメ】と【哲学】について書こうと思います。

鬼滅の刃】は、【アニメ】も【マンガ】も、面白く観たり、読ませてもらったりはした。 しかし、過去の【お気に入り】の【アニメ】や【マンガ】ほどには繰り返し(くりかえし)て読んではいない。 ただ【アニメ】は本当に、【アホか】って言われるくらいの回数、観ている。 【竈門炭治郎立志編】だけど。

しかし、比較(ひかく)対象(たいしょう)の【鋼の錬金術師】はそれ以上の回数、観ている。 その違いについては、前に書いた通り【哲学的(てつがく)要素(ようそ)】があるか、ないかの差になる。 例えば【機動戦士ガンダム】という【アニメ】がある。 ここまで、色んな【ガンダム】を見てくると、結局は【第一作】の【ガンダム】が、話としては一番【完成】されていたなと思う(個人的(こじんてき)見解(けんかい)) ただ【Ζガンダム】からは、【ニュータイプ】というものは何か?というところに重点を置いて描かれているように感じる。 【ガンダム】が【ロボット物】でも、ここまで面白い話が創れるんだという事を【証明(しょうめい)】した【アニメ】であるなら、【Ζガンダム】は【その先】。 表現しきれていなかった【ニュータイプ】を中心に、その【存在(そんざい)意義(いぎ)】などを【突き詰めて(つきつめて)】描こうとしていたのではなかろうか?

ニュータイプ】を中心に置くと、必然的(ひつぜんてき)に【人の進化】というものに【触(ふ)れる】ことになる。 【人の進化】に触れるという事は、【人】そのもの。 大きく言えば【人類】というものの存在にも【触れる】ことになる。 そうなると、ここでも【哲学的】な考え方というものが、重要になってくると思っている。 先ず(まず)「人とは、いったい何者なのか?」 「何故(なぜ)、誕生(たんじょう)して、どこに向かおうとしているのか?」 これは、恐らく(おそらく)。 【人類】が【誕生】して【文明】を築いて(きずいて)からの【普遍的(ふへんてき)】な疑問(ぎもん)点だろう。

こうした【哲学的】な考え方のできる【作品】は【アニメ】や【小説】などのジャンルを超えて、面白い。 【今、生きている事】に対して、【何の疑問】も持たず、【唯唯諾諾(いいだくだく)】と楽しければ、それでいい。 【刹那的(せつなてき)】に【満足】出来たら、それでいい。という考え方は【野生動物】と変わりない【考え方】になる。 【空腹(くうふく)】な【猿(さる)達(たち)】は、目の前に【食べ物】を見つけたら、明日、食べる物を手に入れらるかどうか、なんて【考えず】に【満腹(まんぷく)】になるまで、食べきってしまう。 昔は、【この行為(こうい)】と【人間の行為】を明確(めいかく)に分ける【お話】があった。 つまり、【人と猿の違い】は【人】は将来(しょうらい)を心配して、【全部】を一気に【食べる】事をせずに、【ある程度(ていど)の日数(にっすう)分】に分けて、食べる事ができる。 つまり、【刹那的】な【満足感】に流される事なく、【計画的】に【消費】する事を考える事ができる。 様子るに【我慢(がまん)】することができる。

けれど、現代の【人類】はどうだろう? 【コロナウイルス】で「マスクをしましょう」「人が【密(みつ)】になる場所には、行かないように」 そんな事を言ってみても【欧米(おうべい)】では【アジア発祥(はっしょう)のウイルス】だからと気にも留め(とめ)ない。 【マスク】をして歩く【日本人】を【見下して(みくだして)いる】から、【マスク】さえしなくて、そのままで【キス】や【ハグ】を繰り返して、挙句(あげく)の果て(はて)には【ホームパーティー】などを開いて、自ら(みずから)の手で【感染(かんせん)】を広めてしまった。 有名な【アスリート】も。同様(どうよう)の事をして【感染】を広めているので、私は「この人達は、スポーツ以外の事では、何も褒める(ほめる)ところがない」とわかってしまった。

そして、それは【日本人】も同じだった。 最初は、皆(みんな)が【軽くみていた】。 だから、最初は、しょうがなかったとは思うのだが、【豪華(ごうか)クルーズ船】の【横浜寄港(きこう)】の情景(じょうけい)をテレビで見て「これは大変なウイルスだな」とは感じた。 そう思うから「暫く(しばらく)は、大人しく(おとなしく)様子を見なくちゃな」という気持ちにもなるだが。 世間様では、それほどの【警戒感】はなかったようだ。 なにしろ、やっと横浜に【上陸】出来て、それでも【暫くは様子を見る必要がある】から【自宅待機(たいき)】と言われているのに、【クルーズ船】から離れられた安心感からか【スポーツジム】に、出かけた阿呆(あほう)もいた。

しかし、これは去年の話である。 まだ、誰も【長期戦(ちょうきせん)】になるとは【予想】出来ていなかった頃の話になる。 では、今年に入ってからは、どうだろう。 【自粛(じしゅく)要請(ようせい)】が出ていても、【自粛しない】 【飲酒禁止】が言い渡されたら、【路上飲み】が横行(おうこう)する。 【マスクはしない】、男同士でも【路上】で【キス】をして【ふざけている】

これは、先に書いた【猿】と【同列(どうれつ)】の考え方だ。 「今が楽しければ。それでいい」 ウイルス相手に【明日は明日の風が吹く】ように、気楽(きらく)に遊んでいる。 【人類】は【簡単・便利】に、なんでもできるような【文明】を手に入れたが、【知能(ちのう)】は【猿並み(さるなみ)に低下(ていか)】しているんじゃないのか? これでは、この先の【繁栄(はんえい)】は、あまりにも【期待】出来ない状況だと思う。