ヒロリン雑学ブログ

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神話と宗教その4

神話と宗教その4

人間っぽい神話の神様

【宗教】における【神様】や【仏さま】は、あまりにも人間離れしている。 言ってしまえば【超人】に分類されるような人々だ。 【キリスト】は殺されても死なずに【復活】して末世になれば【降臨】してくるという。 【仏陀】は【悟り】を開き、ステージが上がって、何万億土の彼方(かなた)で、現在【弥勒(みろく)】になる為の修行中だそうだ。 これは、あまりに一般の人々とは、かけ離れていないだろうか? だから言えることは、宗教に於いては【絶対神】であるとか【絶対】の存在がなくては【教義】を広めにくいからこそ、作られた存在ではないか。と思うわけなのです。

では、【神話】の神様というのは、どういう存在なのか。 【神話】の中には、色々なものがあって【ギリシャ神話】【北欧神話】日本に於いて(おいて)は【古事記】が、それにあたる。 ちょっと注釈を入れると、基本的に【神話】と【宗教】というものには一線が引かれていて、別物にカテゴリー分けされているのだけれど、日本の【古事記】だけは多少、趣き(おもむき)が異なる。 【古事記】というのは宗派の一つである【神道】と密接に結びつく。 もっとも、これは後から強引に結びつけられたとも考えられるのは、古来(こらい)あるものに現状を結びつけた方が【時の権力者】に都合が良かったからかもしれない。 それが、もっとも示されたのが、皮肉なことに【太平洋戦争(第二次世界大戦)】に突入することにした【軍部】の意向である。 この時ほど【天皇家は神の子】であるという論評(ろんぴょう)が利用されたことはないだろう。と思う。

余談になりますが、この時【昭和天皇陛下】自身は【戦争】に反対だったと言われている。 しかし【軍部】は【戦争】がしたかった。 何故か? 当時の主流が【植民地政策】に根差した(ねざした)ものだったから。 日本軍は、満州を手に入れ(というか、占領した土地に【満州国】をでっちあげた)、そこに【満州鉄道】を引き、拠点(きょてん)となる街造りに励む。 それこそ日本国内は、戦勝の好景気に沸いた。 【鉄鋼業(てっこうぎょう)】を中心にどんどんとお金儲けに精を出した。 なにしろ【満州】の隅々(すみずみ)に鉄道を走らせるのだから、鉄は作れ。【満州】に運べ。。施設(しせつ)工事に励め。

そうともなれば、鉄鋼業に運輸業。建築業などはウハウハである。 「次の鉄を早く運んでくれ」「建設用の材料を早く」 そんな声も上がってくれば、今まで以上に多くの【モノ】を作る為に【工場】も大きくして、【従業員】も増やす事になる。 そうすれば、国内の【労働者】に仕事を提供できて、各家庭も収入が増えて潤うことができる。 しかし、そんな好景気も【満州】の形が整うまでの話で、一度、整ってしまえば【鉄道】も【街並み】も出来てしまえば、早々に交換したり建て直したりする必要はない。 そのまま数年から、【物】によっては数十年単位で維持できる。

つまり、そこまで「行け行け、ドンドン」で作っていた鉄鋼業などは、もう仕事がなくなってしまう。 という事は【需要(じゅよう)】に応じて拡張した【工場】も、その為に雇った(やとった)従業員に払う給料の捻出(ねんしゅつ)さえ難しくなってくる。 会社を維持するためには、まず幾つ(いくつ)かの【工場】を【閉鎖】して、その土地を売る。 そうすると雇っていた【従業員】はあぶれてしまうので、当選の事ながら【解雇(かいこ)】するしかない。 という事は、町には無職になった人々が溢れ(あふれ)かえる。 一家の大黒柱が無職になれば、当然、庶民の暮らしは苦しくなって、財布のひもは固くなる。 という事は、景気は一気にどん底に落ち込むことになる。

だから【軍部】としては【世界大戦】も行われているのだし、ここでまた【植民地政策】をとって再び景気を上向かせようという腹があった。 それまでの日本軍は、幸運なことに明治維新以来、海外を相手にした【戦争】では【負け知らず】であったことが不幸を呼んだ。 その為か?【軍部】には【負ける】という考えすら浮かばなかった。 従って、かなり強引に開戦に向けた【裏工作】が進められたのだし、そのためには【天皇陛下】が首を縦に振らなかった場合、秘密裏(ひみつり)に命を奪って、言うことを聞く天皇家の誰かを【天皇】の椅子に座らせる事すらも考えていたらしい。 そうした気配を察して、時の【天皇陛下】の側近は【天皇陛下】に「ここは耐えてくださいませ」と進言したとか。

あれ?また脱線しちゃいましたね(^^;)