ヒロリン雑学ブログ

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アニメと私その5

アニメと私その5

スタジオぬえの総力戦

もうひとつ、私にとって残念だったアニメがある。 【超時空要塞マクロス】がそれだ。 【スタジオぬえ】といえば、押しも押されぬ日本のSF集団で、SF作家やイラストレーターなど有名人が多数在籍。 その【スタジオぬえ】がアニメを作るそうな。 という事で、いやがうえにも期待値が上がった作品が【超時空要塞マクロス】である。 アニメができる前に公開されたキービジュアルの中のメカやキャラもなかなか素敵で、どんなものが出来上がるのか? 非常に楽しみにしていた。

そして待望のアニメ放送。 地球に落下した宇宙船を改修し使用可能にした、地球人はその宇宙船を【マクロス】と名付けて、その完成を祝っている日に【異星人】(ごめんなさい、名前を忘れてしまった)が襲来する。 異星人に対抗する地球の可変戦闘機(かへんせんとうき)【バルキリー】 【バルキリー】のデザインも格好(かっこう)良かったなぁ。 戦闘機から足と手だけロボット形態の【ガウォーク(名前の表記はこれで良かったかな?)】から、完全なロボット形態の【バルキリー】 三段変形のメカメカしいロボット。 格好良かった(^^)

そして襲われた事により、冥王星(だったかな?すみませんね記憶が曖昧(あいまい)で…)辺りに民間人を乗せたまま時空間移動をしてしまう【マクロス】 そして、そこから地球へ帰還(きかん)する旅が始まる。 この辺りまでは非常に面白かった。 出力が全開に出来ないからと、ピンポイントに絞った【ピンポイント・バリアー】を張って防戦するマクロス。 考えれば、あの当時、流行って(はやって)いたテレビゲームのトラックボールを使用したものをそのまま使ったということではないかと…(^^;) だから初めの内はかなり真剣に毎週観ていた。

回が進むうちに「おや?」と思うシーンが出てくるようになった。 一番、印象に残っているのは、遠い宇宙からの帰還の途中、マクロス内で暮らす人々は退屈(たいくつ)である。 そこで乗組員が考え出したのが【水着コンテスト】だった。 【マクロス水着コンテスト】 なんじゃあ、そりゃあ! って思った。 これは大学生の思考そのものである。 大学祭のノリの企画がマクロス内部で通ってしまう。

確かにね、【リン・ミンメイ】は美少女アニメキャラと思われるにはあまりあるキャラクターではあった。 しかし、それでは私の望むSFアニメではなくなってしまう。 しかも、女の子ならわかると思うけど、水着のすそ、お尻のあたりのゴムを直す仕草(しぐさ)まで克明(こくめい)に描いている。 当時の男子はそこまで細かく女子の所作まで見ちゃあいない。 今なら過激に、当時でも「なにぃ?あの男子。ずっとこっちを見てるよぅ。気持ち悪ぅ~い」 と変態を見るような視線を向けられることは間違いないほど、海とかプールで日々女性観察をしていたんだな、スタジオぬえの関係者は。 ということを、十分に感じ取れるシーンでした(^^;) なにしろ【こだわりの集団】でしたから、興味を持ったら即観察していたんでしょうなぁ。

しかし、あのシーンを観てから私は完全に興味を失ってしまった。 前にも書いたと思いますが、私が好きなのは【物語】をきちっと見せてくれるものである。 それは【マンガ】だろうと【アニメ】だろうと関係なく一貫している。 物語が途中から美少女アニメに様変わり(さまがわり)してしまったものには興味がわかなかった。 そんな私なので、以降【マクロス】は、ほぼ観なかった。 あまりに見る物がなくて、暇(ひま)がありすぎた時に「あれって、どうなったのかな~?」くらいの気持ちで観ていただけだった。 【マクロス】は評判が良かったみたいで、続編もかなり作られているのだけれど、私は続編は一切観ていない。 アレのどこが面白いのかが、私にはわからない。 確かにメカなどは格好いい。 設定も面白い。 でも話の内容がスッカスカに思えたし、今もそう思っている。

なるほど、サブカルチャーだ。