ヒロリン雑学ブログ

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不安を煽ってばら撒き続けるツール

不安を煽ってばら撒き続けるツール

その名は【テレビ(英語圏では【テレビジョン】と全部言うのだけれどもね←映画で憶えた)

元が【朝型人間】なのに年齢が上がるごとに【早起きさん】に拍車がかかってしまっていて、今は、なんなら朝というには早い午前2時頃に起きたりする(^_^;)
音がないのは淋しいので、テレビを、見ないけど、一応はつける。
早朝にやっている【テレビ番組】というのは、大抵の場合【高齢者向け】の【通販番組】だ。

「足腰が弱る前に○○を飲みましょう」とか…。
加齢による「足腰の衰えに、この【器具】を使って鍛えましょう」だとか…。
大袈裟に、顔をしかめた【お爺さん】や【お婆さん】が画面上で【痛い】【辛い】をアピールする。
それが一転、【運動器具】や【お薬】を飲んだ後ではシャキシャキと動く。
階段を駆け足で登ったり、走ってみせたりする。←表情はかなりキツそうなんだけど。

言わずと知れた、【どこかのプロダクション】所属の【高齢者】の【大部屋俳優】さん達だ。

そんな年齢になっても働かないといけないという、現実が垣間見えたりするのだけれども、今回のテーマは少し違うので、そこは放っておくとして。
大体の場合「年齢が上がると、この栄養素が不足するので補うためには、この薬(サプリメントを含む)を飲まなければいけない(というか、飲めば楽に栄養補給ができるとかかな?今はコンプライアンスがうるさいから…)」
「この運動器具」を使えばキツイトレーニングなしで「楽に足腰を鍛える事ができる」というコピーが飛び回っている。

こうした早朝番組は、主に【高齢者】をターゲットにしている物が多いけど、昼間に流れるCMでも、他人を【不安にさせる】ようなものが多い。
例えば、昔大ヒットした【漫画のキャラクター】を使って【腎臓検診】を促すようなものもあるけど、
【腎臓病は静かに進行する】【隠れ腎臓病は、成人の8人に1人になる。】
という事で「検診に行きましょうね」という事を伝えているのだけど、確かに【健康診断】というものは大切ではある。

その反面というものが、現実社会には存在する。
もし仮に、【そうした事】を意識しすぎると、それで、その人は【不健康】になるんじゃないのか?
【疑心暗鬼】とか【自意識過剰】とか言われるもので、本当は何でもないのに「え、こんな症状が出るという事は…。私は○○病の疑いがあるの?」という不安に駆られて、不必要な医者通いをしなければいけなくなるかもしれない。

そもそも、昔から病院で出される【処方薬】というものは種類が多い。
素人考えになるけれど、不必要な【薬】もセットで出されているんじゃない?としか思えない。
「Aという薬を飲んだら、こうした症状が出る事があるのでA用の胃薬を出します。それからBという薬はあれを抑える為に出すのですが、この薬には、○○という作用があるので、それを緩和する為に他の種類の胃薬を出しておきます」←私の実体験です。以来医者には【不信感】しかない。

基本的に日本は【民主主義】で、言い換えれば「資本主義」なのだから、【物を売る企業】は自社の【製品】が売れてくれなければ困る。
その手法として【視聴者」を不安にさせるような内容で【自社の製品】がいかに優れているかをもっともらしい【専門家】というものを前面に押し出してCMを作っている。
【栄養食品】でも【清掃用具】でも似たような手法を使って、宣伝しているのが、今の日本の在り様になる。

60年のキャリアを持つ、生粋のテレビっ子だから、余計に感じてしまう…のだろう。と思う(;^_^A