ヒロリン雑学ブログ

時事ネタや歴史、漫画アニメネタの雑学ブログです。

なんだこれ、ミステリー(だったっけ?)

なんだこれ、ミステリー(だったっけ?)

フジテレビで放送している番組名って?
この番組は【見る価値がない】

以前、ブログにも書いたけど、「坂本竜馬暗殺犯の新資料が発見された」とかいうコピーで放送された時があった。
私が【司馬遼太郎】さんの小説【燃えよ剣】を読んだのが15歳の高校1年生の時だ。
以来、【新選組】や、それに付随する形で【坂本竜馬】をはじめとする【幕末物】の本を読み漁ったのも、高校生の頃だった。

という事で、私なりの考察があったので、あまり興味を持たなかったので、番組は見ていない。
たまたま、この番組を嫁さんが見ていたらしく、放送後に電話で話をしている時に内容を聞いた。
ぶっとんだ。
【新資料」とか言いながら、番組で伝えていたのは、私が高校生の頃には【歴史】が好きな【小説家たち】の間で「こういう話がある」的に紹介されていたものだった。

私が高校1年生から高校3年生までというと1970年代も終わる頃だ。
卒業した年が1980年なんだから。
それで、本が書かれた頃を考えると少なくとも50年、半世紀が経過していると思われるのだけど。
その話を去年、新しい発見のように伝えるのって、どういう神経なんだ。
と、訝しんだ(いぶかしんだ)ものだった。

でも、まあ、現代人には知らない人も多いんだろうから。と納得してはいたのだけれど。

昨日の放送だったかな?
ある家庭に古くからある箱。
五段の引き出しがあって、その中にそれぞれ正体不明のものがある。と…。

昨日は二男の高校卒業の日だったので、お父さんは運転手を務めていて、放送が始まった時には嫁さんの家にいたので、何気に見ていた。
一番上の引き出しから出されたものには、漢字の【木】で始まる熟語が書かれたものが一つ一つ個包装のようになった状態で並んでいた。
次の段には同じように漢字の【火】で始まる熟語が並んでいた。

結果的に全部出してみると【木】【火】【土】【金】【水】の漢字が、頭についている熟語が書かれたものだった。
で、その後。
専門家を名乗る女史が出てきて、これは明治の頃の薬箱で、中身は漢方薬の材料だったのだろう。と解説していた。

まあ、それはいい。
明治の頃の医者の薬箱で患者の家に行って、それらの材料を使って病気ごとの薬を処方してのかもしれない。
だから、そこはいい。

アホなのは、熟語の頭の漢字を【曜日】だと解説した事だ。
確かに【木】【火】【土】【金】【水】の下に【曜日】という漢字を足せば、木曜日だったり火曜日だったりというつながりはできる。
ただ、この解説した人、もしくは彼女にそう教えた人は漢方の基本理念を知らない。
漢方はいわずと知れた古代中国からの医療のひとつだ。
その底にある思想には【陰陽・五行・八卦】などに代表されるものがある。

こうした背景をきちんと考えると、これは【五行】だ。
いろんなものを形成する五つの【要因】、ファクターになる。
欧米っぽく書くと【エレメント】になる(フィフス・エレメントって映画もあったけど…)

【木・火・土・金・水】の組み合わせによって【世の中の全てはできている】という考え方になる。
【木・火・土・金・水】はまとまると【ぼっかどごんすい】と読む。ひょっとしたら【金】の部分の【ごん】は【こん】かもしれない。

今時は昔風な漢字の読みが通じない事もあるので、何が正しいのか?よくわからない。

これらの事を曲解して、【曜日】として人に伝えてしまえるような番組などは、信用ができないし(その前の竜馬暗殺犯の時から、そう思っているけど)制作サイドの無知ぶりが露呈して、見るに堪えない。

とはいえ、もう時代は移ろっているからなぁ。
まともな事を言ってもけむたがられるだけだろうしねぇ。
何かを書こうかという思いもなくなりつつある昨今、もうブログが書かないかもしれない。
今の時代は、私には合わない。
そう思える事が3日ほど前からあった。
ニュースも情報番組とかいうモノも全てがそうだと理解した。