ヒロリン雑学ブログ

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ゼータガンダムからダブルゼータへ

ゼータガンダムからダブルゼータ

ゼータガンダムは、言わずと知れた1980年に終了した【機動戦士ガンダム】から5年後の1985年に制作された【日本サンライズ】のアニメです。

若い世代にとっては、単なる史実(?)でしかない事になると思うけど、私たち世代にとっては、ある種の驚きでした。
というのも、日本サンライズは当時「原作物には手を出さない」「続編は作らない」という事を豪語していた会社だったからです。
なんにしても「あのガンダムの続編が観られる」という喜びの方が大きかったので、私にとってはそんな事情もどこへやら。で受け入れた事実ではあります。

相当な年月が経ってから、【大人の事情】という事で【続編】を作る事となり、白羽の矢が立ったのが富野監督の【機動戦士ガンダム】だったと知りました。

という訳で、【Ζガンダム】は夢中になって観たのですけど、その後に続いた【ダブルゼータ】は、あまり本気では見られませんでした。
Ζガンダム】は、最初から最後まで重く、ヘヴィな物語でした。
特権階級意識の高い【ティターンズ】との確執をもとに、主人公カミーユ・ビダンは両親を殺害され、反ティターンズの組織【エゥーゴ】に身を投じてΖガンダムパイロットとして多くの人の死を間近で見る事となったのです。

最後には【木製帰りの男】である【パプティマス・シロッコ】との戦いで、精神に異常をきたすという、ある意味【救いのない】終わり方をしています。
その反動だったのでしょうか?
続いて始まった【ダブルゼータ】は、冒頭から暫くの間、軽い調子で物語は進行してしまいます。

で、「つまらないな」となった訳なんですけれど、しかし、この物語にも【カミーユ】はちょこちょこと顔を出すので、それだけの為に見ていたし録画も続けていました。
他にも、元ホワイトベースのクルーである【ハヤト・コバヤシ】とか【アムロ】とかも顔を出していましたし。
当時の録画機器といえば、【ビデオデッキ】になる訳なんですけどね。
本気で見ていなかった割には、そんな事で何度も見てもいました。

こうした流れは富野監督作品には時折みられることで。
【無敵超人ザンボット3】という、重い話の後に作られた【無敵鋼人ダイターン3】という作品は、表面的には軽く【お調子者】的な主人公【破嵐万丈(はらんばんじょう、波乱万丈の当て字と思われる)】が登場して、面白おかしくストーリーは続くという…。
もっとも、このダイターン3も物語の根幹は、かなりヘヴィなものがあるのですけど。

ちなみにですが、【破嵐万丈】の声を担当していたのは【ガンダムシリーズ】では【ブライトさん】の声を担当した【鈴置洋孝】さんです。
【セイラさん】役の【井上遙】さんや【マ・クベ】役の【塩沢兼人】さんとか、割と皆さん早逝されていますね。
良い声優さん達だったので、残念です。

とにかく、ダブルゼータの最後まで見なければ、【Ζガンダム】の本当の終わりを見る事ができないという思いで最後まで見たというのが実情ではあります。
ただ、そうはいっても、先程も書いた通りにビデオに録画していたので、何度も見てますから、自然と声優さんの名前も覚える訳で…。
ダブルゼータの主人公【ジュドー・アーシタ】の声を担当していた声優さんが【矢尾一樹】さんだという事も覚えてしまうのですが。

それから10年以上経ってから制作されたアニメ【鋼の錬金術師】(フルメタル・アルケミストの方)で、情けない男である【ヨキ】の声を担当していたのが、この【矢尾一樹】さんだと知った時には「見間違いか?」と本気で思いました(苦笑)
なにしろギャップが大きすぎた。
ヒーローでイケメンだったのに、さえない中年男役?というのが偽らざる思いでした。

でもね、私が中学1年生の時に始まった【宇宙戦艦ヤマト】の中で主人公の【古代進】役を演じていた【富山敬】さんは、高校生になってから始まった【タイムボカンシリーズ】の中でナレーターを務め、それだけではなくて【メカのブタ】役でも登場して【ブタもおだてりゃ木にのぼる】とか言ってましたしね。
宇宙戦艦ヤマト】以前には【タイガーマスク】で【タイガーマスクこと伊達直人】の声も担当していた筈で、二枚目の役が多かった声優さんだったのに…。
最終的には、【ちびまる子ちゃん】の中の初代【友三じいさん】の役を務めていました。
寄る年波には勝てないのよね。人間って…。

そういえば、二代目の友三じいさん役は、同じく【ヤマト】の技師長・真田さん役をしていた【青野武】さんだったような…。

なんだか、とりとめのない話になってしまった(^_^;)
まあ、こんなもんでしょうね、今の私…。