ヒロリン雑学ブログ

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鋼の錬金術師

鋼の錬金術師

正しくは【鋼の錬金術師フルメタル・アルケミスト(本当は英語だけど、スペルを打つのが面倒くさい)】

このアニメはオンタイムで放送されている時から好きでよく見ていたものです。
物語自体も面白かったけど、ベースとなる【錬金術】というものが一種の哲学のように思えて楽しんで見ていました。
【一は全、全は一】
錬金術にとっての円は力の象徴で、錬金術には欠かせないファクター(要因)だ】
などなど、主人公のエドワード・エルリックのセリフだったり、師匠のイスミ・カーティス(だったと思う)のセリフだったり…。

【円】は確かに力の象徴として、古くから中国に伝わる【気功法】や【クンフー】の中に活かされている。
わかりやすく解説する為には【太極拳】を例に挙げるのが最適だと思う。

今は知らないけれど、80年代とかで中国の朝の公園の様子が映し出されると、老人がたくさん集まって太極拳を行っていた。
この太極拳というのが【円】を描く動作を旨としている。
これは呼吸をベースにしていて、どの時に吐いて・吸うのかがきちんと決められている。
しかも、体勢が低いものだと(太極拳には沢山の分派がある)足腰の安定につながるし、それで体重移動をスローペースの動きでやるとなれば、健康には良い。

太極拳】は【気】の流れを意識して、全身に【気】を流す事によって、身体に澱む(よどむ)【気】を解消し、身体を健康に保つとされている。
ただ、この太極拳は【武術】ではない。
これは、あくまでも【健康】の為の【体操】として広く普及したものになる。

この時の【気の流れ】は、まっすぐなものだとされている。
動き自体は【円】を描くようになってはいるものの、気の流れはまっすぐなものだ。

ところが本家の【武術】としての太極拳は違う。
武術なのだから、当然【力】がないといけない。
では、どうやって力に変えるのか?
気の流れを【捻(ね)じる】。
捻じって【螺旋】にする事で、力となって敵を打ち倒す。
これが武術の太極拳の理屈。らしい(体験していないので、単なる知識だから、そう言わざるを得ない)。

本当の意味での【力】というなら、鋼の錬金術師の中の【円は力の象徴】というのは少しばかり弱い。
どちらかと言えば【天元突破グレンラガン】の【螺旋力】の方が適している。
中国拳法の中で、こうした【気】を練って、【力】に変えたものを【頸(けい)】と呼び、その【頸】を爆発的に相手に放出する事を【発頸)はっけい)】と呼ぶ。

ちなみに、単なる筋トレでも呼吸法は大事である。
基本的には【力を出す時に吐く】
腕立て伏せやバーベルを使ってのベンチプレスをする時には、
腕立て伏せなら体を下げる時に吸い、持ち上げる時に吐き、
ベンチプレスならバーベルを胸の位置まで下げた時に息を吸い、持ち上げる時に吐く。
この方が体の負担は少ないし、楽にトレーニングができる。

スクワットなら、腰を下げる時に吸って、立ち上がる時に吐く。
うむ、またしても長くなってしまった。
しかも、また話がズレている。
ふふふ、もうボケ爺さんの域に達したのだろうか?
法的な高齢者までは、まだ4年ほどの時間があるんだけどなぁ。