ヒロリン雑学ブログ

時事ネタや歴史、漫画アニメネタの雑学ブログです。

流行りものか、王道か?

流行りものか、王道か?

王道と言えば、語弊(ごへい)があるかも?

【ベーシック】というのも違う気がするし…。
ちょっとよくわかんない(サンドウィッチマンのコントじゃないけどさ…)

先日から、懐かしく見始めた【機動戦士Vガンダム
OPとEDが第1期から第2期に変わったんだけど。
第1期の曲はどちらも普通に懐かしく聴いていたんだけどね。
第2期の曲が両方とも、あの当時(1993年)に流行った曲調がそのまんまだったので、懐かしいではなくて【うげっ】ってなった。

当時は、何の違和感もなく聴いていた筈なんだけど、あと2か月ほどで61歳になる今、「うーん」ってなる。
そりゃあね、懐かしくはあるのよ。
確かにね。
でも、やはり今、売れている曲と比べてしまうから【今更(いまさら)感】が強くなる。

という事を感じたので、思い出したのが小説家【大藪春彦】さんの言葉だ。
大藪春彦さんと言えば、代表作は【野獣死すべし】とか【蘇る金狼】
所謂(いわゆる)【バイオレンス】小説の代表だと思っている。
ちなみに【野獣死すべし】の主人公【伊達邦彦】は、その後【伊達邦彦シリーズ】として数多くの話が書かれて出版されております。

さて、その【大藪春彦】さんが、何かのインタビューだったか【あとがき】だったか?
その中で、「自分は決して、その時々の流行を小説の中に登場させない」と言っていた。
それは例えば【ブーム】といわれる現象だったり、その時に流行っているCMなど、言ってしまえば【一過性(いっかせい)】のあるものを登場させると、それが過ぎてから生まれた読者には、【それ】が何かわからない。
【意味不明な物】が小説に登場していては、「あ、なんだこれ?」となって【ストレート】に読んでもらえないからだ。

そういう【こだわり】を持って書いていると言っていた。
勿論(もちろん)、【一言一句】間違えずに憶えてはいないので、要約すると「こういう事を言っていた」程度の話になるんだけどね。
でも、これを思い出した。
【時流に乗る】というのは、それで考えると「割と楽なんじゃないか?」とか思えてしまう。
というか、その時が過ぎて、後から【見たり・聴いたり】すると、とても【陳腐(ちんぷ)に感じる】ものなのだなぁ。という体験をした。

だからといって、それらの曲を否定しているわけじゃないよ。
ただ、【時代の流れ】という言葉を隠れ蓑(かくれみの)に、みんながみんな【そこに乗っかろう】としている様(さま)が、現代社会には多く見られるから気になって。
YouTubeの動画でも【お金を稼ぎたかったら、この思考をしろ】とか【この仕事に就(つ)いたら、人生詰みます】とか…。
この年齢で、いろいろと試して【経験した身】で見ると、ほぼ【いい加減】な作りのものが多いのだけれども、結構な再生回数を誇って(ほこって)いる。

時代の【移り変わり】は仕方ないにしても【薄っぺらい】ユーチューバーの誘惑には負けないで欲しいなぁと、もうお爺ちゃん世代となる私は思うのでありました。