ヒロリン雑学ブログ

時事ネタや歴史、漫画アニメネタの雑学ブログです。

絶好調男(女)の成り方

絶好調男(女)の成り方

その名は中畑清

私が小学生の頃のプロ野球の巨人軍は【栄光の巨人軍】と呼ばれていた。
巨人の星】というマンガが大ヒットして【アニメ】にもなっていて、当時の流行りの言葉には【巨人・大鵬(たいほう)・卵焼き】というのもあったくらいだ。
その頃の巨人には【スター選手】がいっぱいいた。

長嶋茂雄氏に王貞治氏。
巨人軍の9連覇という輝かしい戦歴も【名将・川上監督】と、王・長嶋というスター選手がいたおかげだろう(本当はピッチャーにもすごい人がいっぱいいた)

そんな巨人も時が経つにつれて、スター選手と呼べる選手が少なくなっていたのだけれど…。
長嶋茂雄氏が監督の時に、1人。
元気一杯の選手がいた。
それが【中畑清(なかはたきよし)氏】だ。

彼は試合後のインタビューで、必ずといっていいほど「絶好調です!」と答えていた。
なので、当時、彼の事を【絶好調男】と呼んで、各メディアは愛していた。
なにしろ、元気なのだから、見ている方も自然と元気な気持ちになれる。
それは一つの財産だ。と思う。

60歳なので、古い話になって恐縮なんだけど、どうして【中畑清】が「絶好調です」と言い始めたのか?
そのエピソードが興味深い。

当時、まだ鳴かず飛ばずだった中畑氏に、当時の監督の長嶋さんは練習後に「おう、中畑。今日の調子はどうだ?」と、よく聞いていたらしい。
そう聞かれると、大半の人がそうであるように「まあまあです」とか「そこそこです」とか、中畑氏自身も答えていたらしいのだけど…。

ある日の練習後、長嶋監督と中畑氏の、このいつもの会話の最後に長嶋監督は言った。「中畑、いつもいつも【まあまあです】とか言わないで、いつも【絶好調です】と答えてみろよ。そうすれば気持ちも前向きになるし、元気が出るぞ」
かなり古い話なので、一言一句(いちごんいっく)、間違えなく覚えてはいないけど、確かこんな内容の事を言われたと、のちの中畑氏はインタビューに答えていた。

で、それからは、その通り「絶好調です」と答えていたら、徐々にバッティングの成績が良くなってきた。
気がつけば巨人の4番打者だ。(だと思う、野球は嫌いなので、よくわからないのが実情(^_^;))

よくマンガや小説などでも登場すると思うけど、【言霊(ことだま)】というものだ。
その効果だとすると【言霊効果】と呼んでもいいかもしれない。
常日頃(つねひごろ)から、自分に言い聞かせるようにしていれば【結果】となって表れる。

昨日、思ったんだけど、これはつまり【過去記事】に書いている【マーフィーの法則】にもつながる事なんじゃないだろうか?
【潜在意識】の活用法だ。
なかなか難しいのが、頭の中で思っているだけでは【願望は叶(かな)わない】
腹の底から【それが事実なんだ】と思えなければ、いくら祈っても【何の効果もない】

逆に言ってしまえば【他人に対する恨み】や【妬み(ねたみ)】などで、心を満たしている毎日ならば、「ああ、それがこの人の望みなんだ」という事で、潜在意識は、それを具現化(ぐげんか)してしまう。

日本の諺(ことわざ)でいうところの【人を呪わば穴二つ】という結果になるという事だろう。
とはいえ、私は現状の【温暖化】による【異常気象】に、相次ぐ【地震】【火山の噴火(海底火山含む)】。
更に言えば【人心】が【自分の欲求さえ満たせばそれでいい】という、【我儘者(わがままもの)】だらけになりつつある現状に本気で「そろそろ、この文明史も終わるのかな?」と考えるような人間なので、今日書いた事とは相反(あいはん)するのだけど。

でも生きている間は、精いっぱい【明るく・楽しく】生きていたいな。とは思っている。